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「中高年の「慣用句の誤用」に関する考察」を表示中↓

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★2005年7月13日 (水)★

S2です。本日はいささかまじめな内容をひとつ。





文化庁発表によると、中高年の「慣用句の誤用」が多くなっているらしいです。





例えば「青田買い」は「青田刈り」。

谷亮子選手の必殺技かと思いましたが

それはそれとして(谷亮子選手、鮮やかな青田刈りで一本!)、

「伝家の宝刀」は「天下の宝刀」。

まあこれはエクスカリバーであるとして、

「汚名返上」を「汚名挽回」。

中高年の人たちは最近こんな間違いをしているのだそうです。





「最近の若い奴は乱れた日本語を使うな!」と主張している団体の多くが中高年という矛盾です。





しかし、おそらく文化庁の中枢にいるのも中高年なのでしょう、

この結果に対して中高年の肩を持ちます。

文化庁はこの結果を、

「中高年は言葉を知っているがゆえに、混同してしまうのでは」

というむちゃくちゃな分析をしています。

うん、あのね、間違ってる時点でそういうのを「言葉を知らない」と言うんですよ。





そもそも、「言葉を混同してしまうから中高年は間違う」というのはつまり、

「言葉を混同しないから若者は間違わない」

ということです。この理屈は、

若者が「刈り」「挽回」「天下」という単語を知らないことが前提です。

だってそうでしょう。若者が「刈り」「挽回」「天下」という言葉を知っているとすれば、

若者にだってこれらの単語が混同する可能性があるということです。

しかし、若者だって「挽回」も「天下」もわかりますが、混同はしていません。

つまり、この分析は基本的に間違っているんですよ。言葉を知ってたら混同なんかしないんですよ。





さらに文化庁は「若者に模範解答が多かったのは、

授業で取り上げられる事が多いからではないか」という

これまたむちゃくちゃな分析をしています。

「伝家の宝刀」がたくさん取り上げられる授業って何だよ。

文化庁がこんな程度の教育視だから「日本の歴史の教科書は間違ってる」って言われるんですよ。





あ、それはちょっと違うか。


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