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家の外で工事してる人たちの
「ガーディアン2体持ってきたー」
「味付けはー?」
「ちょっと待って豪族来た」
という会話が聞こえて要素が多くてフリーズ中のS2です。
今となってはデスクトップミュージックが当たり前のように浸透して、自分の家で普通に音楽を作れる時代が
来てるわけじゃないですか。昔はスタジオじゃないところで音楽をやろうとしたら
それこそいろんな機材が必要だったりとかしてたわけですよね。
そういうレコーディング形式を「宅録」なんて呼んだりしていて、なんとなくS2さんは
この「宅録」ならではで聞こえてくる音質が凄く好きだったりするんですよね。
なんというかコンクリートジャングルの中にあるオシャレな木造建築みたいな。
今回の1枚はそんな「宅録」の旨味を詰めたこちらの1枚でございます。どん。
1. 方舟
活動形式でスタートしたCOILさんのファーストアルバムです。シングル楽曲は「天才ヴァガボンド」「あ・い・す・ま・せ・ん」
「クルクル フェチ」の3曲で、それぞれのシングルのカップリングは全て本作では未収録となっています。
また、「僕はスーパーマン?」と「
デモCDにも収録されていたりしています。
僕様はいろいろあって一部関係者だったので今でも大切に保持しています。
宅録が出すべき味みたいなのを全放出してるかのような作品です。
また、ビートルズさんの「ホワイトアルバム」を意識した的なコメントが当人達からあったのですが、
これがまあ、非常に言いたい事がわかるというか。
この人たちの音楽の通過地点の中にビートルズさんは絶対いたんだろうなっていうのが非常にわかります。
特に岡本さんに顕著かもしれません。「When she comes」なんかはその最たるものなんじゃないでしょうか。
あと、全部で15曲も入ってるんですがトータルで50分もいかないんですね。1曲1曲が非常に簡潔。
一番長い曲が「
これがまた実にもっと長くても良いのに、もっと長いと駄目な気がするっていう
凄く絶妙な距離感なんです。わかります?これ。
話の合う異性がいるんだけど、告白するのはちょっと違うんだよなぁみたいな!
そもそもの宅録としての音質に岡本さん・佐藤さん両名の声が絶妙にマッチしてて、
どことなく感傷的な感じにさせてくるんですが、まあ曲名見てうすうす感じれるように
ちょっとだけそこにコミカル混ぜるんですよね。
この結果がCOILさんの不思議なとこなんですが、最終的に歌詞がコミカルなまま終わる「クルクル フェチ」みたいな楽曲については
どことなく物悲しい感じも込みで終わっていくし、ちょっとだけコミカル混ぜただけの「I think so 思う」とかは
コミカルだった部分がただの1要素でしかなかったという点で「良い歌」として処理されている感じがします。
この後はシリアス度が高まっていくので、COILさんの作品集としては「まずここまでが第1段階」みたいなところがあります。
そもそもこのアルバムはなかなか狡猾な作品というのが昔からのS2さんの率直な感想があって、
まず「方舟」っていうタイトルで始まるカモフラージュ感があると思ってるんですよ。
もう完全に偏見で話しますけど「方舟」ってタイトルでコミカルな歌作っちゃだめです。
なのでこの「1曲目:方舟」という配置の仕方が「全体的に真面目」というカモフラージュだと思ってて、
タイトルだけ見ていくとそこから6曲目までは力が抜けるんですよね。
だからこそこの「方舟」が1曲目にあるのがスゲェ生きてくるんですけど、じゃあこの「方舟」がどんな歌かっていうと
何言ってるかわからないんですよ。
で、この先はわりとちゃんと「何を主題としている歌か」みたいなのがはっきりしてるんですよね。
もっというと何言ってるかがわかるんですよ。
繰り返します。「方舟」は何言ってるかわからないんですよ。
でも、この曖昧な、単語をちりばめたかのような、この雑多なようでまとまったような1曲が
このアルバムを完全に牽引する1曲なんです。
そんで力が抜けたりシリアスに戻されたりを繰り返して最後に「天才ヴァガボンド」という楽曲で
サビの歌詞を読んでこのアルバム全部を総括させられるように思えたんです。
最後まで聴いたことで逃げ切れなかった僕は、その感想もうまくいくことはなく、
作者の意図までたどり着くことはできないんですが、このアルバムの全てを貰った気がするんです。
直前に書いた通り、作者の意図ではないかもしれないですが、僕様はこのアルバムについて
「方舟」で始まり「天才ヴァガボンド」で終わらせるこのまとめ方が、
リスナーを操り切ったように思えて、とんでもない作品だったわと思っちゃうんです。
ハトの最終形態は脳でした。
置き配を希望していた荷物が来たんですが、置き配でよいのにインタホンを鳴らしていただいたので、
「ありがとうございます、置いといてください!」と返したら
「なるほど!」という返答が返ってきました。
なんか斬新だな。S2です。
「仕事」が入る余地はないというのを強調したくて仕方がないのですがそれはそれとして、
今回の1枚はこちらでございます。どん。
1. 波乗りジョニー
ランダムで選ばれてるから、いつかは連続同じアーティストっていう回も来るんだろうなあ、とは思ってましたが
案外早い段階で来た感じですね。
本作はもうド定番と言ってよいサマーミュージックですね。「波乗りジョニー」はもちろんのこと、
「黄昏のサマー・ホリデイ」も夏を想起させる楽曲となっています。
「MUSIC TIGER」は「桑田佳祐の音楽寅さん」という番組のテーマソングで、
「PRIDEの唄 〜茅ケ崎はありがとう〜」は当時PRIDEという格闘技大会で小川さんVS佐竹さんの試合の際に
飛び入りで歌った楽曲となっています。構成的に言えば後半2曲はわりとボーナストラック扱い、と考えてよいと思いますが
楽曲の存在感のせいで全然そんなことはないっていうのがまた桑田さんらしいですね。
2曲目まではベストアルバムにも収録されましたが、後半2曲は本日時点で本シングルのみ収録された楽曲となってますので、
このシングルを購入する事にはちゃんと価値が存在しているということになります。
逆に今このページをどうしたらいいかという点で悩まされています。
だってねぇ。あまりにも有名じゃないですか。波乗りジョニーは。
まだできることがあるとすればジョニーが誰なのかを考察するくらいだと思うんですよ。
ジョニー、ねえ。そもそも「ジョニー」ってのは「ジョン」の愛称なんですよね。
桑田さん、音楽家、ジョンといえば!そうですね!もうこの人しかいないわけですよ!
この方は出生して直後に王の息子なのに幼すぎて領地を貰えなかったという
なかなかのスタート地点からはじまり、
実の父親から「領地のない奴」というあだ名をつけられるという事態になりました。
いや、聴くところによると父親からはちゃんと愛情を受けてたらしいってことなんですけど
のちに権力争いで父と兄が対立した際は父を裏切って兄側についたらしいんですよね。
あのあだ名の恨みにしか思えないわけですが、のちに兄が亡くなると王として即位するんですが
その後はフランスから攻められるわローマ教皇から破門されるわ占有地を完全に失って逃げるわの散々な結果となり、
最終的評価は「駄目」という感じであることが多いようです。
イングランド至上最悪の君主とまで言われてるそうなんですが、
そうですね、えーっとこの人のことじゃないなジョニー。
そんで信じられます?これ桑田佳祐さんのCDレビューなんだぜ?
また新しい盛り上がりソングが増えたっていうのでめちゃくちゃ興奮したのを覚えています。
「波乗りジョニー」があまりにも楽曲的に派手過ぎて「黄昏のサマー・ホリデイ」が非常に地味に聴こえちゃうっていう側面もあるっちゃあるんですが
「黄昏のサマー・ホリデイ」もとんでもなく名曲なんですよ。これはこれで。
でも「波乗りジョニー」の突き抜ける圧倒的なポップサウンドで、桑田さんのライブの新しい顔が爆誕した、というのを
ガチで実感したというか、「悲しい気持ち」に負けない盛り上がりソングがまだ全然生まれることに驚喜したんですよ。
そんでそのシングルの中に「MUSIC TIGER」みたいなおふざけソング(なのにしっかり記憶に残してくるのスゲェ)があって、
即興的楽曲なのに圧倒的に美しかった「PRIDEの唄」も実にいいわけで、
前回のレビューも同じことを書きましたけど全ての楽曲で主張がぶつかってくるシングルなんですよね。
ミックスフライ定食みたいな感じなんですよ。
(続けるとさすがに自分でも疲れるのでやめます)
綱島から発せられた衝撃的アルバム。
駅前の大型ショッピングセンターみたいなところにガチャガチャのコーナーがあったので、
何かいろいろなガチャあるなーと横目で眺めながら歩いてたら柱に激突したんですが、
この時「痛い」とか「恥ずかしい!」とかっていう感情より先に
「打ちどころが悪かったら、リアル『ガチャ爆死』になってたのか?」という発想が浮かんでいたので
打ちどころは悪かったんだと思います。S2です。
かなりヤバめのハイテンションで終始爆速で走り回ってたのは
すべてのこの強打のせいだという自己評価なのですがそれはそれとして、
今回の1枚はこちらでございます。どん。
1. 風の詩を聴かせて
後発されたベストアルバム「I LOVE YOU -now & forever-」や「いつも何処かで」に収録されているので、
シングルとして改めて購入するのは少し旨味がない、みたいな状態にはなってしまっていますね。
この近辺の桑田さんはオリジナルアルバムが出てなかったので、シングル収録曲がわりと美味しかったんですよねぇ。
本作は非常にバランスが良いというか、3曲それぞれで完全独立しているというか、
全然違う主張がぶつかりまくってるようなシングルです。
ミックスフライ定食みたいな感じなんですよ。
ありますよね、ミックスフライ定食って。エビフライと、えー、なんだ?
そもそも何をもって「ミックス」と定義しているんだ?
ミックスフライ定食って定番的には何が入ってるもんですかね?エビフライはなんか入ってる印象ありますけど、
アジフライとか?コロッケとか?白身魚のフライとか?あとなんだろ。コロッケも普通のもあればクリームコロッケの店もありそう。
あと唐揚げをレパートリーにしてる店もあったりしますよね?
とんかつ屋さんで注文した場合はロースかつだったりヒレカツだったりハムカツだったりもしてますよね。
茶 色 っ 。
ミックス、を名乗るくらいなら中身のミックスだけでなく色合いのミックスも考慮すべきだと思うんですよ。
つまり、ミックスフライ定食の「ミックス」は「フライ」に係る言葉ではなく「定食」に係る言葉にすべきだと。
そうなると、白ご飯があるのは色合いとしてはグッドですね。味噌汁は・・・茶色っ。
味噌汁の代わりにコーンスープにして黄色を出しましょう。緑は野菜をつけることでよいとして、
赤色はご飯の上に梅干しだけだとちょっと物足りないんでナポリタンあたり添えましょ。
青色がないな・・・まあ青色はなんか科学的に生み出された謎の色素をかけておくとして、
これで概ね色合いもミックスされたものになりましたが、肝心の「フライの種類」ですね。
何を揚げるか、という点をミックスするとして、豚肉の枠はロースかつかヒレカツでいいとしますよね。
ここは好みの問題なので、どっちでもいいとしましょう。
魚はアジフライ、甲殻類でエビフライ、鶏肉枠で唐揚げ、牛肉枠がないので牛カツも追加しましょう。
穀物枠でコロッケでしょ、あとは何だ?野菜?なんか野菜天ぷらあげとく?かき揚げとかでいいか。
すごいなこれ。胃もたれ一直線じゃね?
そんで信じられます?これ桑田佳祐さんのCDレビューなんだぜ?
「風の詩を聴かせて」はアンプラグドで構成されたゆったりとしたバラードで、
「NUMBER WONDA GIRL」は真逆のロックサウンドだったりするわけですので、
本作に関しては聴く順番は問わない1枚、という感じです。
そもそも桑田さんは天才ですので、まあ間違いないっていうところは変わらずです。
桑田佳祐、というアーティストに於いて「どういう種類の楽曲が好きか」で聴きわけが可能って、それはそれで美味しい1枚ですね。
その代わりに大量の揚げ物で埋め尽くされるという前代未聞の状況です。
おそらく世界中探してもこんだけの揚げ物が出てくるCDレビューはこのページだけです。
皆さん良かったですね!S2さんみたいにならなくて!
もう桑田さんに関しては何がリリースされようと購入する自動状態でしたので、
買った時にこうだった的なものも特にないんですけど、
1つだけ「当時もそうだったし、今回もそう思った」っていうことがあるんですよ。
あ、これのどこがレビューなんだっていうのは一回置いておくとしてですね。
ここまで書いてきて一切触れてない1曲があるんですが、
まず前提として、僕様のイメージとして「曲のタイトルは、そのまま曲調や雰囲気に影響する」っていうのがあるんですね。
すっごい勝手なイメージだし先入観だし後出し意見でもありますが、例えば本作についていえば
「風の詩を聴かせて」ってもうタイトルの時点でバラードの印象ありませんか?
「NUMBER WONDA GIRL」についても僕のイメージではタイトルの時点でロックチューンなんですよ。
これ、たまに強烈に裏切られることもあって、
最たる例がROXETTEさんの「CRASH! BOOM! BANG!」っていう歌なんですよ。
お前バラードなのかよって確実にツッコミが入る楽曲です。
これに触発されて学生時代にバンドやってた際「Brand-New Ballad」って曲を作ったんですが
自分が作った楽曲の中で最もBPMが高い歌になったりしました。
で、それを踏まえて本作の3曲目「MY LITTLE HOMETOWN」なんですけども、
これが聴くたびにイメージ裏切られるんですよ。なんか。
いや、これめっちゃ名曲だと思うんです。思うんですけど毎回ひっかかるんですよ。
これ同じ思いになった事ある人いないっすかね?「MY LITTLE HOMETOWN」っていうタイトルでまずどんな曲か想像して、
そこから聴いてみてほしいんですよ。「なんか違くね?」ってならないですか?
連続チョイスで夏のキラーソング。
電車に乗るときにミュートにしていた仕事で使っているスマホを、かなり長い間ミュート解除にしていなかったようで、
いろいろな通知が来てるのに気づくことができなかったため、
悪かったなあと思いながら引き続き解除しないことにしました。S2です。
それでも解除はしない奥ゆかしさで今後もいきたいと思いますが
それはそれとして、今回の1枚はこちらでございます。どん。
1. フラッシュバック、夏。
表題曲「フラッシュバック、夏。」と「サマー・アンセム」は後にベストアルバム「The R」に収録されていますが、
それ以外は本作のみ収録なので、特に「ザ・サウナ」という怪作をお楽しみいただけるので
僕様的には非常にお気に入りの1枚だったりしています。
なんかもうとにかく勉強になる、って感想がまず出てくるレベルの韻の踏み方が相変わらずです。
ここにトラックの良さが重なるわけですから、もう間違いないわけなんですが
とりわけ本作は「夏」に特化していることもあって非常に爽やかな仕上がりです。サウナ以外は。
まずバックトラックの良さで判断するっていう傾向があって、
その点でいうとRHYMESTERさんは間違いなしなんですよ。だからインストが入ってるっていうのはもう
僕にとってはご褒美でしかないわけなんです。
何だろうな、あーの、ちょっと高級なトンカツを、こだわりの塩とかで食べてて、
食べ終わっちゃって「ああ、もう少し味わいたいなあ」って思ってたところに
「こちら追加の塩でございます」って言われた感じですよね。
「そこは肉だろ」と思ったアナタ!違うのですプー!
結果的にインストは非常に素晴らしいんですけど、やっぱりそこにリリックが乗るから作品としてパーフェクトなんですから、
そこで「塩じゃなくて肉だろ」ではなく「塩も肉もいきたいよね」が正解なのであって
どうしよう!「プー!」以降言いたい事がわかんなくなってる!
あとはリリックについてその韻を言ってみたくなるかっていう点だと思ってて、
トラックとリリックが綺麗にハマった瞬間ってめちゃくちゃ気持ちいいわけですよ。
ここがRHYMESTERさんは鉄板で気持ちいいんですね。
あとは言ってみて初めて気づく韻ってのもあったりして、
「なんだこれ、何でこの部分こんな気持ちいいんだ」→「あ、そうかここ韻なのか!」みたいな。
昔はヒップホップ苦手だったんですけど、あるきっかけで一気にハマっちゃったんですよねぇ。
こういう尋常じゃないテクニックに魅力を感じちゃうんですわ。
RHYMESTERさんがこの円熟タイミングでこういったサマーチューンだけ入れた作品を作ってきたっていうのが、
なんというか「自分たち余裕でこれくらいのことはできます」っていう発信、
のように感じてたんですね。んー、もっと具体的な事は言えるんですけど、
超絶毒を吐くことになりそうなので控える事にしますが、
RHYMESTERさんはちょっと別格の所を走ってるなあ、って思ったっていうのが結論ではありました。
過去にも同じような内容でもやもやしてたんですけど、本作は全部で9曲入ってますが
内訳としてはタイトルチューンのバージョン違いが半分を占めてるわけですね。
本作が出たのは2011年で、2010年にはシングル「Walk This Way」、2012年にはシングル「The Choice Is Yours」が
リリースされているんですが、この3枚に共通するのがインストとアカペラを収録しているっていう点なんですよ。
本作はバージョン違いを除くとオリジナルが5曲収録されていることになるので、これをシングルと扱うのは
まあちょっと無理があるとしてもミニアルバムですよね?これ。
WikipediaはRHYMESTERさんのページで「アルバム」としてディスコグラフィーに記載しているんですが、
単独ページに行くと下部に「ミニアルバム」って扱いにしてくれてるんです。
しかし公式サイトがアルバム扱いしているんですよね。
いや、公式のディスコグラフィーがミニアルバムを区別してないだけかもしれないんですけど、
金額的にも他のフルアルバムより1000円ほど安いわけなんで、僕としては本作はミニアルバムで、
本作をRHYMESTERさんのメジャー7枚目のアルバムとするのは無理があまあどうでもいいか。
残暑お見舞いステッカーって効果ある?
ここ最近、「Among Us」という人狼みたいなゲームをする機会が非常に増えたんですが、
ほぼ全てのプレイで白く見られた記憶がないので
もうそういう人という結論で行こうと思います。S2です。
それはそれとして、今回の1枚はこちらでございます。どん。
1. 国境を越えて ACROSS THE BOUNDARY
8cmシングルとしては最初のリリースでした。わりと他のシングルと比べてこのシングルは中古でもあまり姿を見せないので
僕様的には実に愛おしいシングルという扱いです。
1か月後にはアルバム「Little Buffalo Lullaby」がリリースされ、「国境を越えて」も「グレイハウンド・バス」も収録されているので
改めてこのシングルを探す必要性が薄い、という点も実に愛おしいです。
また、リリースから30周年ということで「Little Buffalo Lullaby」のリテイク版が今年リリースされてるんですが、
ちゃんと先行シングルとして本作も配信リリースされてるっていう点自体も愛おしいのに
「グレイハウンド・バス」がリストラされてるのも愛おしいです。
ちなみにこのシングルは発売当時に買ったわけではなく、ある程度時期が経過してから購入しているのですが、
シングルの存在そのものを知らなかったのがまた愛おしいのです。
で、その時点では既に「Little Buffalo Lullaby」を購入済みでそっちを聞いてましたので、後々になってゲットはしたものの
今回初めて再生したという点がまた愛おしいです。
この頃のPLAGUESさんは特に翻訳カマせてるのかなって思うくらい、
普通の日本語歌詞に出てこない言い回しや単語が出てくるのが、とんでもなくたまらないのですよ。
「3ブロック先の小さな空き地」っていう表現は、
なんとなく「まず英語で歌詞を書いて、それを翻訳してるかのよう」に見えるんですよねぇ。
これを踏まえた「Little Buffalo Lullaby」ってアルバムは全編そんな感じの歌詞で構成されてたりして、
なんかもう魅力が溢れすぎててヤバい1枚なんですけども、
本作はジャブとして的確っていう感じです。
S2さんは完全に本作のリリースを知らなかった立場ですが、このシングルを踏まえてアルバムを聴く、という手順を踏んでたら
アルバムの構成がスンナリ入ってくるし、単体で聴いても2曲ともべらぼうにカッコよいので
「先行シングル」としての立ち位置としては非常に見事なものだった、のではないかと思います。
思い出がないという状態です。
どう考えてもこのシングルを探すくらいなら「Little Buffalo Lullaby」を探して聞いていただきたいですし、
そもそも何でわざわざ買ったんだろうという点も思い出せません。
多分普通にコレクター気分で買ってるんだろうなあこれ。「これだけ持ってない = それは許されない」みたいな
僕の脳内で一番無くなってほしい方程式なんですよね。
当時僕学生だよなあ。なけなしのお小遣いで謎の使命感で買ってるんだよなあ。
ただ、あの当時これを仮にスルーしてたとすると、シャカイジンにジョブチェンジしたS2さんはきっと
上記の方程式がさらに強まって意地でもこのシングルを探すっていう手段に出てたんだろうなと思います。
で、なぜか中古市場でも出現率の低い本作になかなか出会えなくてヤキモキしたりして
なんだかんだでブラジルでコーヒー豆作る人生だったかもしれません。
そう考えれば、あの当時買い直すタイミングがあって良かったんだ、ということでいいと思いますが
ブラジル農家になるまでの経緯については今後考えない方向でいきます。
いずれかの夏を問答無用でFLASHBACK。
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