r m *
[りむーぶ・あすたぁ]

超絶不定期に活動再開中↓

Text Contents/

トップページ


このサイトなんなん
厳選エーテルノート
検証と考察
意識調査
皮膚の馬太郎
Cloud Collector

当サイトはリンクフリーです。
相互リンクは受け付けておりません。

メールは
s2s2-lj★infoseek.jp(★を変換せよ)
↑件名に「S:」と必ずつけてください。
それ以外のメールは読みません。
届いたメール本文は予告なく
文中で使用されることがあります。

★2026年2月26日(木)★Cloud Collector #155

先程、会社の偉い人から電話がかかってきて、要約すると

「あれとあれの作業をお願いします、忙しいところ恐縮ですが」みたいな感じだったんですが

その方からその作業を依頼されたのもう4回目で、

なんならその作業はもう終わっていて、毎回終わってますと伝えているのですが

僕様なんか変な時空の狭間にひっかかってるとかじゃないですよね?。S2です。







ここ最近、Xとか見てると「ビジュアル系にハマったきっかけになった作品あげてけ」みたいなポストを

よく目にするんですよ。なるほど、要するに「界隈」という概念でハマる場合は、そういうきっかけが存在するわけですね。

テクノを聴くようになったのは○○さんの音楽を聴いたからです、みたいなそういう。

S2さんのように音楽をミックスジュースのように飲み干してる人の場合、

ほぼジャンル分けが存在しない状態で聴きまくった経緯があるため、明確に「きっかけ」っていうのがあまりありません。

パッと思いつくのは「ドラムンベースは、Aphex Twinさんがきっかけ」っていう点です。これは多分完全にきっかけ。

あとはもう各ジャンルにおける「ルーツ」となるべき作品がS2さんの中には見つからない、みたいな状態です。







今回の1枚はその中でも「パンクロック」に該当する作品で、パンクについても何がルーツで好きになったかがわかりません。

ただ、これがリリースされた時の感情は凄い覚えています。

今回の1枚はこちらです。どん。







No. 6996





「RODEO GANG」
アーティスト名:ゼリ→
発売日:2000/04/19

1. RODEO RADIO
2. NO THANKS BLUE GHOST
3. 光を放つように (GANG MIX)
4. HOWLING SUNDAY
5. MY WAY
6. ROCKER (STUD BULL VERSION)
7. イナズマ
8. おもちゃのピストル (GANG MIX)
9. I'm standing
10. FATMAN'S SLOWLY WALKIN' IN THE MORNING
11. NITRO GANG
12. Silver fox falls into pitfall (GANG MIX)
13. LONDON NIGHT MOVIE



なんかもうニヤニヤが止まらなかったっていう

そういう記憶がずっとある作品なんですよ、これが。

ゼリ→さんは清春兄さんがプロデュースしたってことでデビュー時にちょっと話題になった、

いろいろあったし、いろいろあったバンドなのですがそれはそれとして、

本作はゼリ→さんの最初のオリジナルアルバムとしてリリースされたものとなります。

インディーズでシングルリリースされた「ROCKER」から、メジャーリリースシングルとなった「おもちゃのピストル」「光を放つように」が

リミックスされて収録されたほか、「おもちゃのピストル」のシングルに収録されていた「Silver Fox Falls Into A Pitfall」が

同じくリミックス版として収録されています。

シングル扱いでいうと「JET GLASS」が未収録の他、各シングル収録曲は上述の「Silver〜」以外は全て収録されておらず、

「ROCKER」のようにシングル版とアレンジが明確に違う物があったりする、ということで

シングルもアルバムもちゃんと聴き分けて楽しめるようになっています。







で、当時ニヤニヤが止まらなかったS2さんですが今聴いても同じでした。

なんというかですね、あーの、「きたきた!」みたいな。

次郎ラーメンのお店で「ニンニク入れますか?」って聞かれると「きた!定番のアレ!」ってなるじゃないですか。

アレのようなものではないな、全然。

んー、何だろうなあ。若者がその詰め込んだ気持ちに対するはけ口をパンクとしてぶちまけるのを恐れずにやろうとしている、

そういう、パンクロックにだけ他のジャンルとちょっと違う眩しさみたいなもの、僕はあると思うんですけど

ゼリ→さんはインディーズで「ROCKER」とか「JET GLASS」をリリースした時から感じてたんですよね。

「若者が」って当時の僕様、彼らより若者だったんですけども、

どうもゼリ→さんに対してS2さんは人生2巡した人みたいな目線で見てたんですよね。

「うわ、眩しいなあ・・・」みたいな。老けてんな>僕様。

でも多分、聴いていただけたらわかるんじゃないかと思うんです。むしろ今だからこそさらに理解できるかもしれません。

本アルバムはいわゆるパンクロックのど真ん中を突き進むかのような、

けどそこにポップ的な要素も置いておきながら、メジャーでやることも意識したかのような作品という印象で、

「それパンクって言っていいのか?」っていうのもあると思うんですが、

このアルバムでボーカルのヤフミさんが仕掛けていった歌詞はいずれも

自分がもっと輝くための反発のようなものに、少なくとも僕は感じているわけなんですよ。

そんなヤフミさんをYahooで検索をかけてみると

誰だよこれってなるので注意が必要です。

この人がおもちゃのピストル撃って「手の中にナイフ隠してます」みたいなこと歌ってるとしたら

「事案」に計上されると思うので注意が必要です。







また、本作は「これでもか」っていうくらいパンクに仕上がってますので、

4分以上ある楽曲は無いですし、

なんならバラード皆無のアルバムに仕上がっています。

そうなってくると同じような曲調が続くことになるので、聴く人によっては「似たような曲ばかりだな」っていう感想が

出てしまうかもしれませんが、S2さんからすると本作は

ライブでの熱量をそのまま1枚のアルバムに凝縮させたかのようなもの、という認識が強いです。

1曲1曲の良さはあるんですけど、フルで聴き終わると

「なかなかいいステージだったな」みたいな謎の感想になりました。

シングル楽曲ももちろん良作ばかりなんですが、「HOWLING SUNDAY」「イナズマ」「NITRO GANG」あたりは

それぞれ1つずつの楽曲として、どういう存在なのかがわかるというか、

ともすれば個々を認識しにくいアルバムかもしれないという中にちゃんと光るものを用意している、

みたいな、「うまいな」っていう要素が見受けられるっていう感じです。

逆にアルバム1枚作ろうってなったときに、バラードで「置きに行く」っていう要素なしで作っていったとして、

不安とかなかったんかなと思うほどなわけですよ。

ここに一切の不安要素なく、このアルバムを完成させたんだとしたら、ゼリ→っていうバンドはもうこの時点では

やりたい事も方向性も見えてたんだろうなっていう事なんだと思います。

昔は「若者がコワイモノシラズでやっているバンド」みたいな印象だったんですけど、

今聴くとなかなか趣がありますし、ゼリ→さんはこの作品以降で一気に音楽性としての幅を広げていき、

「そういう成長していくんだ!」っていう驚異の進化をしていくことになるので、

現在の視点から見ると初期衝動の破壊力がいかに凄まじいか、というのを

体現できる作品になっていると思いました。

メジャー契約中のファーストアルバムをこういう形で完成させるって凄いと思うんだけどなあ。

令和の今であっても評価されていい1枚です。久々にいいもん聴いたわー。







では次回のランダムプログラム、どーん。





No. 4505





Next CD's Hint!!

「理想郷」という意味の造語らしいよ。





それでは、また次回。

★2026年2月24日(火)★Cloud Collector #154

太陽が落下し、スティックが失われようとも、その音は漂流し続ける。S2です。







皆さんは「イントロ」についてどのような印象がありますでしょうか。

僕様的には「イントロ」はその楽曲に対する名刺のようなもの、という印象があります。

なんとなく、イントロの存在が楽曲に関するイメージの初期植えつけになっているというか。

それで考えると、Aメロとほぼ同一のメロディラインをそのままイントロにして、「聴いた事がある」という誤解を植えつける想定だったという

ユニコーンさんの「フーガ」とか、たった1音でその楽曲の存在感を確定させた小田和正さんの「ラブ・ストーリーは突然に」は

イントロ名刺が強烈に完成している楽曲だと思います。

逆にイントロが存在しないで、いきなり歌がパーンと始まる楽曲。これはこれで強烈な印象を与える、

イントロは無いけどイントロのようなもの、というのが私の認識です。





その一方で「何でこんなイントロなんだ?」っていうので攻めてくるような作品もあったりするんですよね。

「あなたと私が友達になれるわけがないじゃありませんか」という語りから始まる「価値2000・侍コンセプト」というCDとか、

ほとんどの人がサビを知ってるけどイントロを知らないというゴダイゴさんの「ガンダーラ」とか、

全然遊びに行けない石崎ひゅーいさんの「3329人」とか、

そういった楽曲は「それはそれで強烈なイントロの存在」を指し示しているんだと思うんです。

この話の中で唯一致命的な欠点があるとすれば「価値2000・侍コンセプト」の圧倒的知名度の無さですが

それはそれとして、今回の1枚はこちらです。どん。







No. 2358





「Ghost」
アーティスト名:Plastic Tree
発売日:2005/11/16

1. Ghost
2. 水彩
3. Ghost -instrumental-



Plastic Treeさんのメジャー21枚目のシングルです(「リラの樹」を含めたカウント)。

表題曲「Ghost」は翌年のアルバム「シャンデリア」の他、いくつかのベストアルバムに収録され、

カップリングの「水彩」は「B面画報」というカップリングベストアルバムに収録されました。

3曲目は純粋なインストバージョンですが、かなり編曲のこだわりを感じる作品なので、漏れなく聴いていただきたいな、と思います。

シングル収録内容としてはこのインスト以外はアルバム収録済みなので、ここにこだわりがない限りは

アルバムを買ってしまった方がお得感が出てしまっているかもしれませんが、

なんとこのシングルには2006年5月〜8月までのカレンダーが付属されているのです!

これはなんと心強いことか!

例えば自動車を運転中、不意に目をそらした際にハンドルを誤ってガードレールに激突した、ってなことになったとしても

2006年5月のカレンダーがあれば安心ですよね。

ちょっと小腹がすいてきた、けどここで食べたら夕飯に響くなあ・・・っていう時があるじゃないですか。

そんなときは2006年5月のカレンダーがあれば満足ですし、

空気が乾燥して唇割れちゃった、けどたまたまリップクリーム持ってないなあ・・・なんて時も

2006年5月のカレンダーがあれば対応可能なわけですからね。

え、あ、はい。通院とか大丈夫です。

ちなみに本作は「名前のない花」「空中ブランコ」と共に3か月連続シングルリリースの企画における第2弾となっており、

前後のカレンダーはそれぞれ「名前のない花」と「空中ブランコ」に封入されておりますので、

2006年の年間カレンダーを完成させたい場合は前後のこれらのシングルを購入すればゲットできます。

ですので2006年の年間カレンダーが無いせいで殺し屋から狙われているという際や、

2006年の年間カレンダーが無いせいで地球から戦争がなくならない場合も

対応できるので是非ご活用いただければと思います。

え、あ、はい。薬物反応とかは出ないと思います。







本作の内容としては、非常に両極端な楽曲という感じです。

「Ghost」はライブの定番楽曲でノリノリな作品なのに対し、

「水彩」はPlastic Treeさんの「静」の部分を具体させた、深みと落ち着きのあるバラードとなっています。

こういうメリハリのあるシングル構成は良いですよね。様々な側面を見せてくれるっていうのはそれだけで魅力的です。

わりと最近のプラさんは空気感が完成しすぎて環境楽団みたいな雰囲気ありますが、

「Ghost」みたいな攻めの楽曲もまた魅力だったりしますし、ライブも楽しいんだろうな、というのが、

もうこの2曲でしっかり伝わってくると思います。このシングルから入る、というのは若干ハードル高いと思いますが、

ある程度「Plastic Tree」というバンドを知ったうえでこのシングル楽曲を聴く、という入り方をした場合は

なんというかもうこれがシングルで出た、というだけでニヤニヤできると思うんです。

それくらい、「Ghost」はライブ意識の強い楽曲だし「水彩」の現在に至るプラさんの感じに共感できるんじゃないかと。

ちなみに本作リリース時、そこまでのシングル「讃美歌」「名前のない花」がわりとプラさんの「らしさ」がある

ロックとポップの融合を綺麗なメロディーで表現した作品だったところに一転して「Ghost」が放り込まれてきたので

ニヤニヤ止まらなかったですねS2さん。完全不審者だったと思います。

え、あ、はい。当時も薬物反応とかはなかったと思います。







で、冒頭の「イントロ」の話になるわけなんですけど、

この「Ghost」っていう楽曲のイントロがとんでもないクセモノだと思っています。

この楽曲はイントロがだいたい3部構成になってるんですね。中盤がゴリッゴリにギター刻ませ、

イントロ終盤はそこにさらにギターの音色を重ねて表情をつけていくっていう感じなんですけども、

イントロ前半部分が不思議なんです。

なんというか、その部分だけ残りのメロディとか雰囲気に全然合致しない気がしてならないんですね。

その最初の8小節だけ聞くと全然違う曲が始まりそうな気がするというか。

それが終わってからの中盤・終盤のイントロに関しては「Ghost」って楽曲のイントロだなって思うんですけど

序盤8小節に関しては全部聞き終わってから「あれ、何だったんだ」ってなるんです。

当時もそうだし、今改めて聴いてもこの序盤8小節のイントロがかなり謎で、

でもこの感じがまたいい味なんですよ。いや不思議。どうしてあの8小節があるのか、凄く気になるんですよねぇ。







では次回のランダムプログラム、どーん。





No. 6996





Next CD's Hint!!

万人橋架けるつもりだったりとか。





それでは、また次回。

★2026年2月19日(木)★Cloud Collector #153

先日discord内でラーメンの話で盛り上がった際に、会話相手から

「あなたが過去美味しいと言ったラーメン屋、全部閉店してるのなんなんすか」

みたいなことを言われました。確かにその時の会話で僕が出した店は全部閉店済みだったので

「いやホントっすね〜」みたいな返しをしたんですが、ふと僕が学生時代に好きになったバンドなりアーティストが

軒並み2年以内に活動休止か解散してたっていう事態になったのを思い出したので

死神を自認します。S2です。







で、今回の1枚もその時点では閉店していたグループによるベストアルバムです。

こちらです。どん。







No. 7849





「TIME CAPSULE all the singles」
アーティスト名:TMN
発売日:1996/12/12

DISC1

1. 金曜日のライオン (Take it to the lucky)
2. 1974 (16光年の訪問者)
3. アクシデント (Accident)
4. Dragon the Festival Zoo Mix
5. Your Song “D” Mix
6. Come on Let's Dance This is the FANKS Dyna-mix
7. Girl
8. All-Right All-Night (No Tears No Blood)
9. Self Control
10. Get Wild
11. Kiss You (世界は宇宙と恋におちる)
12. Resistance
13. Beyond the Time (メビウスの宇宙を超えて)
14. Seven Days War
15. Come on Everybody

DISC2

1. Just One Victory Remix Version
2. Come on Everybody with Nile Rodgers
3. Kiss You Kiss Japan
4. Get Wild '89
5. Dive into Your Body
6. The Point of Lovers' Night
7. Time to Count Down
8. Rhythm Red Beat Black
9. Rhythm Red Beat Black version 2.0
10. Love Train
11. Wild Heaven
12. 一途な恋
13. Nights of The Knife
14. Detour



なんか豪華な幕の内弁当みたいなアルバムだなあ、って思うんですがそれはそれとして、

本作は1994年にTMNさんが活動終了を宣言してから2年後にリリースされた作品です。

BOX仕様になっていて、蓋側にデジタル時計が搭載されており、ちゃんと電池交換で動かせるようになっています。

「デジタル時計説明書」っていう1枚の紙も同封されてますので、令和の現在でも「LR41」っていう

ちっちゃくて丸いボタンみたいな電池を交換して、説明書の通り時刻を合わせれば動く、というわけです。

まあやりませんけど。

本作は「タイムカプセル」って名前なんでそのまま寝かせておいてあげようと思いますが

それはそれとして、サブタイトルに「all the singles」と記載されている通り、

最後に収録された「Detour」以外は全てTM NETWORKまたはTMNとして活動を開始した最初のシングル「金曜日のライオン」から

突然の活動終了宣言となってリリースされた「Nights of The Knife」までの全てのシングルが

ほぼシングルバージョンで収録されている、といった内容になります。

わりとアルバムに収録されたりするとリミックスされてたりすることが多かったTMさんのアルバムに於いて、

潔くシングル版だけを収録している非常にレア収録内容な作品なのですが、

「Rhythm Red Beat Black version 2.0」に限ってはシングル版があまりにも長かったためか、

尺を1分半カットするという荒療治が行われています。

1分半って凄いですよね。そんなにカットしていいんだ?みたいな。

1分半あればthee michelle gun elephantさんの「アイブ・ネバー・ビーン・ユー (Jesus Time)」を

11回再生できるんですよ。

この場合はミッシェルさんのこの曲の圧倒的な短さの方が不思議なのですが、

そんなほぼカンペキなシングル集・・・に見せかけて実際には両A面としてリリースされている「We love the EARTH」だけ

シングル曲としては見送られた形となります。この曲はこちらをはじめとした

別のベストアルバムでオリジナルバージョンを確認できますので、是非ご堪能いただければという感じです。







で、唯一お前は一体誰なんだみたいな楽曲が「Detour」なんですが、

僕様もよく知らないのですが当時プレイステーション用ソフトとして発売された「gaball screen」っていうゲームがあって、

なんか話によると主人公が靴という超絶攻めた設定になってて、

靴が音を集める内容、というすごい勢いで意味が分からないのですが、

そのゲームで音をコンプリートすると聞けるのが「Detour」という楽曲だったらしいんですね。

この時点ではTMさんは活動していないので、このゲームの中でも「Detour」のクレジットは

メンバーの宇都宮さんと小室さんと木根さんの連名になっていたそうです。

要するにただの再結成にしか見えないのですが、そんなこともあって

この楽曲が本ベストアルバムにも、半ばボーナストラック的な立ち位置として収録されている、というわけなのです。

ちなみにこの「gaball screen」というゲームのテーマソングは宇都宮さんのソロシングルで小室さんが作曲した「discovery」という作品で、

小室さん自身も「TMNの終了がなかったとしたら、『Nights of The Knife』ではなく『discovery』をTMNのシングルにしたと思う」

みたいなことを語っていたそうなんですがじゃあそっちをこのベストに入れた方がよくね?







まあその「Detour」がまた謎のゲームにはもったいないくらいの名曲だったりするから、やっぱこの3人はすげぇなって思いますが、

改めてシングルを全部通して聴いてみて、このアルバム全体を総括してみると、

「エレクトロポップの日本に於ける『祖』みたいなところ」っていうのがわかりますね。

YMOさんが展開してきたテクノとかハウスとか、そういう要素よりぐっとポップスに近づけて、

もう明確に「近未来サウンドです」って打ち出しているのがめちゃくちゃ効果的というか、

近未来が現代になっても、まだ近未来感を感じるって凄いと思うんですよ。

なんかもう金太郎アメ状態なんですよ。

切っても切っても近未来が出てくるの。

繰り返しお伝えしますが伝わらなかったら読み飛ばしていいからね!

基本的にS2さんの文章は勢いで書いて、読み返さず終了するので責任感というものがありません。

いやそんな話はどうでもよく、もう一つ興味深いのは、その「近未来エレクトロポップ」で開始していったサウンドが

徐々に90年代後半の小室系と呼ばれるサウンドに近づいていってるのがわかるっていう点です。

最初期の「金曜日のライオン」とか「1974」はTMさんならでは、みたいな感じしますけど、

「Dive into Your Body」とか「Wild Heaven」とかはそのままカバーされててもおかしくないなあって感じます。

そして一番本作を聴いて感じたのが、物足りなさだったりします。

いや、普通に考えればシングルコレクションって要するに「いいとこどり」なのでそんなことにはならないんですけど、

TMさんってオリジナルアルバムやシングルのカップリングで名曲が多いので、シングルだけ並べられたときに

「あ、あの曲ないのか!」っていうのが結構頻繁に出てくるんですよ。

世間的にその最たるものがおそらく「Be Together」ですよね。あれシングルじゃなかったんだ!ってなった人は

結構いたんじゃないかなあと思いますが、要するにそういう感覚がどんどん湧いてきて、

シングルだけ聴いててもなんか「あれも一緒に聴きたいなあ」みたいなのが芽生えてくるんですよね。

でも結果として、ベスト盤を聴いて物足りなくなってオリジナルに流れていくっていう展開は理想的かもしれません。

入門編、として本作を使うのはよいですが、きっとTMさんのファンはコレを入門編として渡すことはないんだろうなあ。







では次回のランダムプログラム、どーん。





No. 2358





Next CD's Hint!!

平成を代表する謎のイントロ。





それでは、また次回。

★2026年2月3日(火)★Cloud Collector #152

僕が小学生の低学年、いやもうちょっと前かもしれないのですが、漢字の練習をする際に

その感じの特徴を使った覚え方、みたいなのが書いてある参考書みたいなのがあったんですね。

その中に「花」の覚え方が書いてあったのを今でも鮮烈に覚えてるんですが、

「サイヒと書いて、花が咲く」

無理矢理すぎやしないか。S2です。







じゃあどういう覚え方だったら納得できるのか、というのを考えた結果、

「サァ、イーッヒッヒッヒ、イイーッヒッヒッヒッヒ!ほらご覧花が咲いただろう?」

に辿り着いたのですがどの「イ」を使ってどの「ヒ」を使ったのかが不明だと思いました。

で、おそらく問題点はそこにはないというのも薄々感づいているのですが

それはそれとして、今回の1枚はこちらです。どん。







No. 2624





「TEARDROP」
アーティスト名:The Birthday
発売日:2007/09/12

DISC1

1. バブスチカ
2. プレスファクトリー
3. LOVERS
4. アリシア (TEARDROP MIX)
5. BABY TONIGHT
6. STRIPPER
7. LUST -チェリーの入ったリンゴ酒を見て想うこと-
8. ジェリーの夢
9. タランチュラ
10. モンキーによろしく
11. KAMINARI TODAY

DISC2 (DVD)

1. DIGITAL PHOTO SPECIAL



一応「TEARDROP」をGoogle翻訳にかけてみたんですが、

翻訳ってそういう事じゃねぇと思うのは僕様だけなのでしょうか。

本作はThe Birthdayさんのセカンドフルアルバムとしてリリースされたもので、

「アリシア」が先行シングルとしてリリースされ、本作のリリース後は「プレスファクトリー」がシングルカットされています。

また「LOVERS」は「アリシア」の1つ前のシングル「NIGHT LINE」の初回盤についてるボーナスCDで

ライブバージョンとして先行発表されており、今回改めてスタジオ録音されています。

「アリシア」のカップリングだった「SMALL TOWN」「FUGITIVE」「オオカミのノド」、

「プレスファクトリー」のカップリングだった「WONDERFUL AMAZING WORLD」「DISTORTION」「ALRIGHT」はそれぞれ未収録です。

2015年にリリースされたベストアルバムには「アリシア」「プレスファクトリー」「KAMINARI TODAY」の3曲がノミネートされました。

もちろん同封されている初回盤DVDは見た事がありません。







で、その内容はもちろん完璧すぎる1枚という感じですね。

がなりまくって発散させちゃうような楽曲から、クールに展開していく楽曲、おなじみの長尺楽曲まで

ミッシェルさん時代から引き継いでいるかのような、チバさんが率いる世界が展開されています。

そしてもちろんそれだけじゃどういう内容を歌ってるのかも正直わかんない歌もあります。

「バリ ダリ バリ 子猫」とかもう全然わかんないです。

でもわりと1曲1曲が、次に変な影響を与えないで展開していってるのが流石というか、

楽曲の個性がしっかりそこで完結しているっていうのが非常に匠の技だと思うんですよね。

まず1曲目の「バブスチカ」の時点でわりとS2さんは理解を諦めてるスタートだったのですが

次にくるのが超絶クールな「プレスファクトリー」で、そこから「STRIPPER」までの、「作品一つ一つの個性がはっきりしている」っていう

実に上手い、かつ飽きの来ない構成なんですよね。この「BABY TONIGHT」→「STRIPPER」の展開のカッコよさよ!

そんでここから「LUST」→「ジェリーの夢」という長尺の、ドラマの本題のような展開になるんですが

S2さん的にはここがアルバムのハイライトです。チバさんの歌声も不思議な歌詞も実にいいんですが、

これを構成する演奏がいちいちカッコいいんですよ。

ここの音の重圧さがねぇ、マジでやばいんですよ。

僕様これ寝る前に歌詞を見ながらじっくり聴いてるわけなんですけど、

多分僕の心臓の鼓動ごと巻き込んでるかのような濃密さのせいで

3回ほど寝落ちしてるんですよ。

いや、「集中できてないじゃねえか」じゃないんです。これ。

集中しすぎて変な穴にハマってるんですよ。

アルバム全体のまとまりとしても実にしっくりくるな、っていう感じです。これ、よくできた構成だと思うんですよ。

この「LUST」の位置が別にちょうど半分ではないっていうのが良いんですよ。

1つ位置を間違えただけで、多分アルバムのイメージはかなり変わってただろうと思います。







それにしても、なんというか。聞くたびに喪失感を投げつけてきますね。

やっぱり今でもチバさんが今この世にいない、というのが全然信じられないというか、

全然根拠もないけどこの声ので歌う人がいないわけがないと思うんですよね。

で、発売当時は当然チバさんは健在ですが、その当時未だにS2さんは

まだミッシェルガンエレファントさんの解散を受け入れられてなかったんですよね。

The Birthdayさんが活動開始してからアルバム2枚も出してた状態だというのに、です。

なんだろう。女々しいだけなのかな>僕様。

別れた彼女のことがいつまでも忘れられない人みたいな感じですよね。

谷口宗一さんの「もう君を呼べない」の歌詞の人みたいな未練なんですよ!

すげえ!令和ナウ、絶対伝わってないなこれ!







では次回のランダムプログラム、どーん。





No. 7849





Next CD's Hint!!

シングル版をちゃんと閉じ込めたカプセル。





それでは、また次回。

★2026年1月19日(月)★Cloud Collector #151

先程コンビニ行ったら、レジ前に店員さんがいなかったのですが、奥の方にいそうな雰囲気だったので

「すいませ〜ん、レジお願いします〜」と声をかけたら

「今揚げ物してるんでレジ無理ですー」と返ってきて

なんか味わったことのない待ち時間が発生したんですけど、

セブンイレブンさんこれ正解タスクです?S2です。







そんなわけで今回のレビューのせいで無性に食べたくなってしまったので買ってくる、

というムーブをした矢先にまさかのチキン揚げ待ちという知らない空間に巻き込まれた僕様ですが

それはそれとして今回の1枚はこちらです。どん。







No. 578





「thirsty」
アーティスト名:おいしくるメロンパン
発売日:2016/12/07

1. 色水
2. シュガーサーフ
3. 5月の呪い
4. 砂と少女
5. 紫陽花



というわけでメロンパンをおいしくりながらのレビューとなりました。

本作はおいしくるメロンパンさんの全国流通CDとしては1枚目のミニアルバムで、

「色水」「シュガーサーフ」の2曲については自主製作で発表したシングルにも収録されたものとなります。

バンド名は「メロンパンが美味しい状態である」という意味だそうですし、

公式ホームページのプロフィールページには「毎日を健やかに生きている。」と書いてあるしで

よくわからんけど多幸感パネェので非常に気に入っています。

そもそも最初にバンド名を聴いた時またそういうアイドルがデビューしたのかと思ったのですが、

いざ聴いてみたら、これがまた「おっ?」となるような1枚だったのです。







非常に明確に覚えている、このCDがリリースされてわりと即買いだった僕様の第一印象が2つあるんです。

この場合二つあるならどっちかが第二印象じゃないのかっていう気もするんですがどうなんでしょう。

あんまり細かいことを気にしない方針で進めていきますが、まず最初に思ったのが、

5曲入っててどの曲もやたらギミックギミックしてるなっていう点でした。

例えば細かいところでドラムの叩き方をちょっとずらしてみたりとか、あえて和音外のベースを当ててみたりとか、

そういうのを含んでくる楽曲ってのはまあまああると思うんですね。

けど、本作は目の前にジャンプ台があるみたいな「わかりやすいギミック」が点在している印象です。

なので、普通に聴いててそのまま流れていくなぁ・・・って時に

唐突に「お、お、おぅ」ってなる瞬間が訪れるんですよ。

注意深く聞いてないとわからない、っていうのではなくて、もう意図的にそれを仕込んでいて、

この仕込んだギミックをメンバー3人で一体感持って越えていくのが、もう僕的にはめちゃくちゃな魅力に

感じてしまって、ある意味「あざとさに負けた」みたいな感想になったのです。

演奏もそうですけど、「砂と少女」のサビに訪れる何言ってるか分からない箇所だったり、

内容考察がはかどりそうな「5月の呪い」の歌詞だったりと、決してストレートな作品にはなりません、っていう

「ひねくれ要素」みたいなのが要所要所で登場するんですよね。

この要素が決して嫌味なく登場する、っていうのがナカシマさんという方のソングライティングの魅力だったりしていると思いますし、

一件感情なさそうに歌ってるのに突然なんか変な地雷踏んだのかと思うような感情の入れ方が来たりとか、

なかなか1曲1曲が面白いな、っていう感想なんですけど、

これをファーストリリースでできるっていうのがなかなかだなあ、と思うわけです。







そしてもう一つの印象が「妙に仄暗いな」っていう感想なんですね。

これは完全にS2さんの独自感想だと思うんですが、本作はいずれもそこまで後ろ向きな楽曲というわけではなく、

「5月の呪い」とか「砂と少女」っていうタイトルのつけ方自体はちょっと影を落としているような印象はありますが、

それでも全体印象に影響を及ぼすまでもないレベル、だと思ってるんですけど、

どういうわけか僕様の印象ではなぜかずっと、何なら本作から3枚目の「hameln」まではその印象がずっと続いてたんですね。

で、4枚目の「flask」が出た時にまたその続きの話ができればな、とは思っているのですが

この印象も含めて「このバンド、なんか面白いな」っていうのが当時の感想から今に至るまで続いている、という感じです。

そもそもCDショップでなんとなく棚を眺めてて、

明朝体で「おいしくるメロンパン」って書いてあるそのインパクトが僕様的にはだいぶツボで、

要するに一目ぼれだったんですよね、このCD。

そんで衝動的に購入、聴いてみればギミギミしてたわけですよ。これはなんというか、

僕目線で一言でいうと「尊い」なのかもしれません。

挑戦的でもあり、実験的でもあり、それでいて演奏もしっかりしてて、今後もがんばっていただきたいなあと思うわけでした。







では次回のランダムプログラム、どーん。





No. 2624





Next CD's Hint!!

涙の誕生日。





それでは、また次回。


Copyright (C) 2002-eternity Syun Sawaki/S2 All rights reserved.