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★2010年7月19日 (月)★

S2です。

今日の日記の内容は、もしかしたら「えー、そんなことってあるの?」と信じてもらえないかもしれませんが、

僕にとっては間違いなく存在している事実の話です。

ていうか日常でも結構「そんなことってあるの?」みたいなことに遭遇してるという

気もするんですがそれはそれとして、僕的には今日の日記を読んでもらって、

「私も同じような経験をしたことがある!」という人がいたらメールをいただきたい、そんな内容です。





幼い頃のトラウマを、一つ打ち破った。

そんなお話。





小さい頃のS2さんは、病気になったりして寝込んだときに決まって見る「悪夢」がありました。

これまでに僕様結構いろんな夢を見てきました。その中でも「悪夢」に分類される夢は、例えば

これは6年くらい前にも書いたので憶えてる方もいるかもしれませんが

体が半分しかない黄色いドラえもんに追いかけられる夢。

これは今思い返しても怖いんですがそれはそれとして、

他にも大量の清原選手が斧持って攻撃してくる夢とか、

なんか文面にするとギャグにしかならないよーな夢を結構見てるんです。

見た当事者にしてみれば立派な怖い夢だったんですが、そんな僕が小さい頃に決まってみてた悪夢ってのが、

これも昔のエーテルノートに書いた記憶がありますが、

巨大なザリガニに食べられる夢でした。(カニだったかもしれない。)





今だからわかるんですが、僕は小さい頃、(学術的には解明されてませんけども)いわゆる

「不思議の国のアリス症候群」を悪夢で経験している子供でした。

「一切の音がしない道を歩いていて、突然大音量の地獄の業火に場面が変わる夢」とか、

そういう感じの悪夢を山ほど観る子供だったんです。

「普通じゃない」っていう意味で今のS2さんの片鱗が見えるという気もしますが、

「巨大なザリガニに食べられる夢」も、その「不思議の国のアリス症候群と悪夢」に絡んだものだったんだと思います。

その内容はこんな感じです。





1)それまでは、何もない真っ白な部屋にいる。

2)突然、真っ黒な部屋に場面が切り替わり、巨大なザリガニがこっち見てる。

3)なんかよくわからん説教をされる。

4)「思い残す事はないか」とマフィアみたいな発言をされる。

5)ジャギジャギみたいな音で食べられる。

6)無音、真っ暗な部屋。(この先の展開はない)





4)のダンディさがよくわからねぇんですが、最後の6)で、夢の中の僕は

突然我に帰り、父や母を呼ぶんですが、一切の音もせず、何も見えない。

夢はそのまま何の展開もない。ひたすら親を呼ぶけど、誰も助けてくれない。

恐怖の中目が醒めるわけです。それは泣きますよ。泣きつきますよ、って感じ。





ですが、それから数年が経過し、多分小学2〜3年の頃だと思うんですが、

「今の僕だったら、あの夢を見ても泣かない自信がある!」と思い、「あの夢を見る日が来ないだろうか」と

待ち続けたんです。そして、実際に巨大なザリガニが登場するあの夢を見たのです。

僕は同じ様に1から4までの展開を体験し、また同じ音で食べられ、無音で真っ暗な部屋に落とされましたが、

僕はこの瞬間を待ってたので、「これは夢だ。あんなザリガニはいないし、

こんな部屋は存在しない。これは夢だ。だから醒めてしまえ!」と強く祈りました。





そして目が醒め、僕はこの夢を克服しました。

以来、僕はあのザリガニの夢を一切見なくなりました。物心ついた頃から見続け、敗北し続けたあの夢に、

完全に勝利した瞬間だと思います。

今でも僕には「不思議の国のアリス症候群と悪夢」に沿ったものが苦手です。

静かな部屋で小さな物音が聞こえる瞬間などにちょっとした恐怖を感じる事があります。

しかし、その度に僕は巨大なザリガニに打ち勝った事を思い出したりするのです。





信じられないかもしれませんが、本当の話。

トラウマには、勝てるんです。きっと。

また明日。


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