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家庭の温かさっつーものが希薄になってしまっている昨今ですがいかがお過ごしでしょうか。 やはり家族で歌う温かい歌といえば「童謡」とかかな、と思います。ああ、あたたかい! クラリネット壊しちゃったです。 知らない人はいないと思いますが、一応どういう歌かを僕なりに説明すると 絶望的にどうにもならない壊れ方をする楽器の歌です。 最終的にドとレとミとファとソとラとシの音が出ないってそれはもう楽器じゃないと 強く主張したいところなのですがそれはそれとして、この歌には結構あちこちにツッコミどころがある気がするのです。 「とっても大事にしてたのに」って。「とっても」ですよ。よほどの大事っぷりだったはずなんですが、 最初は「壊れて出ない音がある」と控えめな説明だったのに、 徐々に出ない音が増えるんです。 これは当初よりどんどん壊れていってるって気がするンですよ。 大切にしてたのに!?みたいな。 果たしてそんなに「破壊度が進行している状態」が「とっても大事にしてた」という説得力につながるでしょうか。 僕的には「宿題はやったんですけどノートを家に忘れてきました」と同じくらいの説得力です。 最初は小さかった綻びだろうと、徐々に広がってしまうのは仕方がありません。 だから百歩譲って「大切にしてたんだけど、どんどん酷くなってしまったんだ」というのを認めてあげるとします。 しかし今度は、そんなに「大事にしてた」と主張する大切っぷりを知っておきながら そんなオトナゲなく怒らなくてもいいだろというところが気になります。 「とっても大事にしてた」と言うならきっと態度に出てたと思うんですよ。 そしたら「あの子いつもクラリネット大切に使ってるわねアナタ」「そうだな、おまえ」みたいな そんな暖かなペチカのような家庭を想像するんですけど いざ壊れたら「見つけられたら怒られる」と大慌てです。 大切にしてたのに壊れたんでしょ!?理解してもらえよ。 これが「ちゃんばらゴッコしてたら根元から折れました」とかで壊れたっていうなら パキャマラドパオパオ波でふっとばして良いと思うんですが、 (※S2さんは「パキャラマドパオパオ波」という「かめはめ波」的なものだと思っています) 素直に事情を説明して謝れば許してもらえると思うんですがそこらへんどうなんでしょうか!? また明日。
さて、クラリネット検証の続編です。 今日はその壊れ方についてを考えてみたいと思います。 今回の検証を考えた時からちょっと「あれ?」と思ってたことなんですけど、皆さんこの歌を聞いて クラリネットがどう壊れたかって考えた事ありますか? ある人がどれくらいいるかわかりませんが、ただの笛じゃないんですよね。 結構いろーんな金属がくっついてて、特に半音を出す為にはその金属を抑えたりする必要があり、 僕様もクラリネットって数回しか吹いた事ないんですけど案外憶える事の多い難しい楽器だったりするんですよ。 結論から言うと「お前その時点で出ない音それだけじゃないだろ」という 強いツッコミが必要になるのではないか、という気がします。 ここからは運指で説明しますが、クラリネットに馴染みがない人のためにリコーダーで話をしますと、 クラリネットの「ド」は、リコーダーで言うと「ソ」の指の位置になります。 簡単に説明すると左手の親指で裏側の穴を押さえ、表の3つの穴を人差し指・中指・薬指で押さえます。 そして「レ」は薬指を離し、「ミ」はさらに中指を離します。つまり、リコーダーの「ソ」「ラ」「シ」が クラリネットの「ド」「レ」「ミ」と指の位置的には同じなわけです。 この音が出ない、と言ってるわけですから、少なくとも故障箇所は左手で押さえている4つのポイントで、 「ミ」が出ないと言ってるのですから、そのうち最低限人差し指で押さえてる箇所が壊れているんです。 もしくは親指で押さえてる裏側の箇所が壊れているということです。 塞ぐ穴が増えるんですよ。ということは、「ド」より下の音階の「シ」「ラ」「ソ」「ファ」「ミ」は 右手も使ってかなりの数の穴をふさぐ事になりますが、これは同時に 左手も塞がってるってことなんです。 で、先ほども言いましたが左手の人差し指の箇所か親指の箇所のどちらかが壊れて音が出ないんですから、 下の音階のシ〜ミもまともに音が出てないはずなんです。 さらに、上の音階を見ていくと、最初のドレミから数えて「シ」「ド」あたりも人差し指と親指を使うので ここも音がちゃんと出てないと思われます。さらにさらに、「親指の箇所が壊れている」という前提で考えると 「ファ」も出てないことになります。 つまり、2番の歌詞は「ドとレとミの音が出ない」っていうよりも 「ソとラの音しか出ない」っていう歌詞の方が信憑性が高まるんです。 なるほどね。そりゃ怒られるわ。 ちなみに、3番の歌詞になると「ドとレとミとファとソとラとシの音が出ない」ってなことになってるんですが、 「ソ」ってどこも押さえないで出るんです。そんな「ソ」が出ないってことは、もう押さえる場所が壊れてるのではなく もっと根本的な破壊が行われているということな気がします! うわああ!この歌すっげぇ!ていうか僕はやっぱり考えすぎでしょうか。 明日は「一体、主人公に何がおきたのか」についての考察をしたいと思います。 次回、「クラリネット検証」最終回。 また明日。
さあ、「クラリネット検証」の最終日です。 昨日の検証でとりあえず、この歌の主人公の持つクラリネットは怒られるレベルで壊れたという トコロまではわかったと思います。今日は、一体彼に何があったのかを考えていきましょう。 余計なお世話だという気もしなくもないんですがそれはそれとして、 まずは今回崩壊したクラリネットがどういうシロモノだったかというのを考えると 2)パパも大事にしてたけど、 3)それより主人公が「とっても」大事にしてた 普通に大事にしていたのではなく、「とっても」をわざわざつけるほど、大切にしていたものだったことがわかります。 多分普通のより数段レベルの高い封印の呪術などで保管していたに違いありません。 その前に「普通の封印の呪術」自体が謎なんですが、 そんなにも「とっても」大事にしてたもんをあっけなく壊してしまうっていうのは、なかなかのマヌケっぷりです。 この歌のタイトルは「クラリネットを壊しちゃった」であって、 決して「クラリネットが壊れちゃった」ではないという点にも注目しておきたいです。 「壊れちゃった」っていうなら「大事にしてたのは間違いないんだけど、壊れてしまったんです」という ニュアンスが伝わるのでまだわかるんですが、「壊しちゃった」っていうのは 主人公の一人称動詞です。 つまり、主人公が何かをやった結果、壊してしまった、ということなんです。 もちろん「壊れちゃった」という表現でも主人公の一人称動詞になりえますが、 「壊しちゃった」と「壊れちゃった」ではそのニュアンスに著しく差がある気がします。 僕的には「クラリネットを壊しちゃった」がタイトルのこの歌の主人公は、結果的には 言うほど大事にしてなかったんじゃねえのかっていうところを強く疑いたいのです。 都合3日分かけてまた何の特にもならない検証結果を。 また明日。
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