「『井の中の蛙』検証」を表示中↓
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「井の中の蛙、大海を知らず」ということわざがあります。 見聞の狭い、みたいな意味がありますね。ご存知の通りです。 元々は荘子の教えで、井戸に住むカエルが海に住む亀に「俺の井戸はすげぇ良いゼ」みたいな自慢をして 亀が「ちょwww海のほうがすごいしwwwチョリースwwwwww」とか言い返した、 という話が元になっています。 S2さんは亀にどういう偏見を持ってるんだろう、という点が気になりますがそれはそれとして、 ちょっと気になるのはそう言われたカエルは、本当はどう思ったかという点です。 まず大前提としてカエルは海に住めません。 海水に浸かるとカエルは浸透圧の関係でアフッとかなるのです。 なのでこのことわざの語源となったカエルと亀の話も、亀が海の話を持ち出したところで、 「プゲラwwwww海とか俺関係ないしwwwプギャーwwww自慢乙wwwww」 みたいなカエルの反撃が予想されます。つまり、井戸に住むカエルにとって大海を知らない事は 全く大したことではないということだと思うんです。 これは人間で置き換えたら「僕の住む地球は広いしキレイだ」って言う発言をしたら 木星人から「木星のほうが広い」と言い返されたみたいな感じではないでしょうか。 いや、広くても住めないから全然関係ないし、っていう。 結局この話は、亀とカエルの会話っていうスタート地点からずれてしまっている、ということだと思うんです。 まず「井戸に住むカエルと、『自分の井戸の自慢をする相手』がある程度対等の関係にある」というのを クリアする必要があります。このことわざは最終的に井戸に住むカエルが「うわ、俺って全然見聞が狭いじゃん」と 思う必要があるわけです。その為には、見聞だけが違う同じ種族で対話する必要があるのです。 さらに「自慢された相手の反撃が、カエルにとってヘコむ内容になっている」という条件も必要ですから、 結果的に言うと「カエルが自慢する相手もカエル」であり、「相手のカエルは、井戸のカエルより良い所にいる」という 前提条件で話を進めていく必要があります。 「井の中の蛙、もうちょっと良い井戸を知らず」みたいなことになるのではないでしょうか。 井戸に住むカエルが「俺の井戸はすげぇ良いゼ」っていう自慢をしたところ、相手のカエルが 「うちの井戸なんか地熱を利用した床暖房だし」とか言った、みたいな。 なんだろ。話が小さすぎてグレードだけ下がった気がする。 また明日。
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