「廃止された星座たち」を表示中↓
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なんかそれまで全然名前すら知らなかった「しぶんぎ座」の流星群が話題になっています。 しぶんぎって何やねんと思ったりして、しぶんぎ座について調べてみたのですが、 現時点で88星座の中に含まれていない、「現在使用されていない星座」なんだそうです。 なるほど、そりゃピンとこなくて当然だな、ってことで、じゃあ現在の星座に当てはめると何座なんだよって思って それも調べてみたところ、「りゅう座」「ヘルクレス座」「うしかい座」「わし座」の付近を指すんだそうです。 へぇぇ。それもピンとこねえ。S2です。 同じ用途に使われていた器具に「六分儀」「八分儀」というのもあり、それらはそれぞれ 「ろくぶんぎ座」「はちぶんぎ座」として88星座の中に含まれているんだそうです。 だったら「しぶんぎ座」も含めてやれよという気持ちでいっぱいになりましたがそれはそれとして、 20世紀初頭に現在の88星座が決定された時、この「しぶんぎ座」のように「廃止されてしまった星座」が いくつかあります。それを本日はご紹介でございますよ。 あまりにも星座がデカすぎたという、 最初にアルゴ座を作った人をバカにしてるような理由で廃止となり、 アルゴ座を形成していた星々はそれぞれ「ほ座」「とも座」「りゅうこつ座」「らしんばん座」にそれぞれ分けられることになりました。 分かれた星座がそれはそれで全然ピンとこないというのがまたカッコヨイですね。 まあさすがにそんなモデルでは星座とするにはちょっと・・・って思うのはなんとなくわからなくもありません。 で、今なんでこの「ケルベルス座」を取り上げたかというと、こいつだけ唯一、 現在存在しないのに「聖闘士星矢」に登場してしまったという謎のエピソードがあるからです。 作品上、「白銀聖闘士」の「地獄の番犬座のダンテ」というキャラが出てくるんです。なぜ採用したし。 不思議に思ってしまうよーな星座があり、これは88星座に含まれているんですが、 「印刷室座」は廃止されています。 印刷室座の廃止理由は「決めたはいいが、すぐ使わなくなってしまったから」だそうです。 よくわかりません。彫刻室座がよく使われたっていうシュールな結果だけ残ります。 まだまだ書きたい内容が多いため、明日に続きます。 いや、明後日が朝早いため、明日の夜の更新は難しいですが、次回の更新は引き続き「廃止された星座」についてやろうと思います。 また明日。
夜空の星座を渡る男、と書いてS2です。 結果どういう名前なんだか実に気になりますがそれはそれとして、 前回に引き続き、今回も「廃止されてしまった星座」についていろいろ皆さんと星座巡りをしてみたいと思います。 なぜそっちは許されてるのに・・・と思ってしまうような星座をご紹介。 北天の星座に「さんかく座」という、 おそらく星座史上最もそのまんまなネーミングなものがあります。これは採用されています。 特徴的な神話も特にないというあたりにいい加減な感じが伺えますがそれはそれとして、 困った事に「同じく三角形の星座が南天にもあるんだけど、『さんかく座』って使っちゃったし」という状況で 「みなみのさんかく座」というのが採用されています。 うん。そうね。他になかったんかい、と。 この「『さんかく座』ありきの『みなみのさんかく座』」みたいな状況、実は「みなみのさんかく座」のほうが 形上はきれいな三角形で、「さんかく座」は1つの角が鋭角になった二等辺三角形みたいな形なんですね。 「みなみのさんかく座」のほうがよっぽど「さんかく座」にふさわしいわけなんですが、 この「さんかく座ありきで、『みなみの』ってつけただけの星座が許可された」という強引な状況があるにもかかわらず、 「小三角座」は廃止されているのです。何でだよ、と。「みなみの」よりこっちのほうがまともじゃないか。 そのうち「ほ座」と「りゅうこつ座」がちょっと気になりました。 「ほ座」の「ほ」は、船の「帆」のことを指します。そして「りゅうこつ座」の「りゅうこつ」は、 時代背景を考えると船の船底を船首から船尾に通す構造材を指しているものと考えられます。 星座は航海に大変役立つものだった事を考えると、船に関する星座が多いというのも頷ける話です。 「羅針盤座」や「コンパス座」なんてのが存在するのも、それが起因なのではないかと思います。 だったらまとめて「船座」を作ればいいのではないかと思うんですよ僕様的には。 ていうかそこまで船が大事だったら星座を掻き集めれば船の一艘くらい完成するんじゃないか、と思ったら まさかの「マスト座」が廃止されてるという事実が発覚しました。 帆はあるのにマストは許可されねぇってどういうエコヒイキなんだ>国際天文学連合の諸君。 「はえ座」よりよっぽどいいだろと思うのですが、どうもそういうわけにはいかんようです。 あともう1回だけ続きます。お付き合い下さい。 また明日。
煌く星空の栄華、と書いてS2です。 自分で言っててどういうことなのかさっぱり理解できてませんがそれはそれとして、 本日は「廃止されてしまった星座」、その最終回をお届けします。 ポニアトフスキーの牡牛座 フリードリヒの栄誉座 ジョージの琴座 監視者メシエ座 チャールズの樫の木座 ブランデンブルクの王笏座 どうもその時代に何かしらの功績を認められた人のために記念に星座化させて・・・みたいなノリだったようなのですが 全然使われないので廃止されるという、言ってしまえば 夜空に輝く晒し者みたいな状態になってしまった星座なのです。 その当時ではそれなりに著名な人物だったのかもしれませんが、あくまでそんなノリでつけてしまった手前、 時が経過すると「誰だそれ」という扱いにしかならないという強烈な諸刃の剣だったわけです。 これはつまりS2さんがたった今思いつきで「S2さんがまだ聴いてないCD座」を提唱して、 それをなんか強引に文献に記述させたとして、それが後世になって発見されて 世界中から「誰だ>S2」とか 「何で聴いてないCDを星座化させたし」みたいな感想を持たれるようなものです。 いや、百歩譲って、例の「みなみの」の理論で解決させるなら、「ポニアトフスキーの牡牛座」とか「ジョージの琴座」とかは 元々「牡牛座」「琴座」があったため、というのを理由にできるかと思います。 そう考えると、「監視者座」「樫の木座」「王笏座」ってのは存在しませんが、まだ星座名称としては許せる範囲ですが、 「 栄 誉 座 」 は 酷 い 。 だって星座になってるのって、大抵は物質、生物ですよ。概念を夜空に展開させるってどんだけの栄誉なんだ。 名称に関する疑問が湧きませんか。 どうも廃止された星座には、「なんでそんなことに」と思うような名称がいくつかあるのです。フォーイグザンプル、 まあ、どっちかにされたところで「王笏」はピンとこないし、「正義の手」って。 しかしこの星座の本当に恐ろしいところは、この「王笏と正義の手座」はフランス国王ルイ14世を讃える為に作られた星座で、 その星々の一部はプロイセンのフリードリヒ大王を讃えるために作られた、皆さんもすっかりお馴染みの 「フリードリヒの栄誉座」とカブってるのです。 讃えるもの同士が星の取り合いをしてる状態ですが、仲良く廃止になりました。せっかく讃えてもらったのに。 今では「こぎつね座」と呼ばれています。つまり、どっちかになっちゃったという珍しい例です。最初からそうしろ。 なぜ枝を先にメインキャストにしようとしたのか、まあ何かしらの理由があったんでしょうが、ちょっと解せないところです。 ちなみにこいつは現在で言うところの「わし座」を指すそうです。 じゃあ何でハゲワシに断定してたんだと。 皆さんが天体に少しでも興味を持ってくれたら幸いです。 こんな紹介で興味をもたれるとそれはそれでやや複雑でもあるんですけどね。 また明日。
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