「Cloud Collector #88 Fishmans『BABY BLUE』」を表示中↓
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先日、マインクラフトのPC版を購入したけどオリジナルスキンを考えるのに時間がかかっている、
みたいな話を書きましたが、本日ようやくオリジナルスキンを作成して登録することができました。
ただ、これで完全に満足してしまっている自分がここにいます。
本当にプレイする日は来るのか?S2です。
多分、視聴者は試合の観戦を鳥瞰的に見てるじゃないですか。フィールドを見渡せる状態というか。
だから「あの場所にパスできるのに!」っていう感情だったり「なんで今そこでバックパスなんだ!」って思ったりとかするんだと思いますが、
実際のプレイヤーはフィールドで見る範疇で基本的に動くわけなので、鳥瞰的なパスコースは
フィールドではわからないところも多々あると思うんですよね。
だからきっと当人達にしかわからないことっていうのは絶対あると思うんですよ。
「どう思います?」みたいな展開を書いてたんですけど、
すげぇしっくりこなかったのでやめました。
じゃあ何で上記の文章消さないで更新してんだ>S2さん、っていうのはあると思いますがそれはそれとして、
なんとなく片鱗だけでも伝えたかったことが伝わるといいなあってことで今回の1枚はこちらです。どん。
1. BABY BLUE
本作はあの日本音楽史上でも燦然と輝くヤバいアルバムである
「空中キャンプ」からシングルカットされた作品で、8cmシングルとしてリリースされました。
「空中キャンプ」は本当に名盤で、どの曲もかなりヤバいんですけど、確かにシングルカットするのであればこの曲かな、
というのは頷ける気がします。なんというか、歌モノとしてキッチリ完成しているんですよね。
カップリングの「SUNNY BLUE」も「空中キャンプ」収録曲ですが、ヒックスヴィルさんのアレンジによって
簡単に言えば「聴きやすくなった」という感じです。
「空中キャンプ」収録の「SUNNY BLUE」はなんというか狂気感がスゲェんですけど
それをよりバンドサウンドらしい形に近づけているので、「BABY BLUE」と併せて
後期フィッシュマンズさんの入門編として機能するシングル、といった感じになっている印象です。
「フィッシュマンズさんの音楽がとんでもない境地に行った」みたいなそういう感じで、
翌1996年2月に出た例の「空中キャンプ」で
「一旦フィッシュマンズさんは別枠で考えましょう」くらいの凄いところまで行ったわけなんですね。
空中キャンプリアル体験者の方は結構このアルバムについて考えるのは放棄した方がいいくらいの
衝撃を受けたと思うんですよ。実際僕がそうでした。これはすごいぞ、と。
ちなみに空中キャンプがリリースされた1996年2月1日ってのは、同日に
thee michelle gun elephantさんが「世界の終わり」をリリースしてるんですけど
この日一回地球爆発してる気がするくらいのダブル衝撃です。
で、そんな空中キャンプ余波が続く中、わずか1か月後にリリースされた本作は、
その時点で何のタイアップもないシングルカットだったわけです。
カップリングもリミックスアレンジが全く違うにせよ同アルバムからのカットだったわけで、
勢いでそのまま購入はしているもののなぜ出した?っていうのが
本日現在時点でもなんかよくわからないままでいる僕様なのです。
先行シングルだった、というならまだわかるんですよ。
ナイトクルージング+BABY BLUE、で次のアルバムを迎えるっていうなら「空中キャンプ」のとんでもなさが伝わると思います。
けど、ここをあえてカットしてアルバムの後にシングル化しなきゃならなかった、っていう
この部分が僕様にはどう考えてもよくわからんのですね。
で、きっとここには契約上の問題があったのかもしれないですし、
この楽曲をシングルリリースをする、ということ自体にバンド内で意味がある事だったのかもしれないですし、
ヒックスヴィルさんがアレンジした「SUNNY BLUE」が空中キャンプの中にボーナストラック的に入ってても
ちょっと違和感があったという判断から、このカップリングのためのリリースだったかもしれないですし、
当人達も知らないところでリリースされたシングルだったかもしれないわけです。
一番最後の理由だったら闇が深すぎて不信感しか残らないんですけども、
この謎が結局冒頭で書こうとして消した「当人達にしかわからないこと」につながるような
話だった、というわけなんですけど、うん、やっぱりなんかしっくりこない。
それでも「BABY BLUE」はとても気持ちのいい浮遊感とメロディラインと諦念とも悲痛とも観念とも取れる絶妙な歌詞で最高ですし、
「SUNNY BLUE」のアレンジは別解釈としての完成度がとんでもなく高い見事な仕事です。
よくわかんないけど、すごくいいシングルです。
S2さんにはそれくらいの表現でしか例えることはできません。良いものはいい。それでいいじゃない。
チャート1位か2位しか入れない、という 負けない気持ちがいないベストアルバム。
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