「Cloud Collector #89 ZARD『ZARD BEST The Single Collection〜軌跡〜』」を表示中↓
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家族でカラオケに行きまして。
娘ちゃんと一緒に柊マグネタイトさんの「テトリス」とかjon-YAKITORYさんの「混沌ブギ」みたいな
「比較的歌詞が詰め込まれてて、早口で進んでいく楽曲」を歌ったりしたんですが、
あまりの速度に「これ今後、読経する時に影響出ちゃうんじゃないかな」という不安に襲われましたが、
まずその機会がありませんでした。 大丈夫です。S2です。
毎回購入する度に「これ持ってたっけな?」って悩むことが多かったアーティストです。
とある特別な思いがあって、発売当時比較的速やかに購入した今回の1枚はこちらです。どん。
1. 負けないで
実際にはこのベストが出る前に「ZARD BLEND」っていうのが出てて、収録楽曲見てもこれはこれでベストアルバムだと思うのですが
公式が「これはセレクションアルバム」と位置付けているので、
本作が初のベストアルバムってことになってますけど微塵も違いがわかりません。
ただ公式のこういうこだわりがまた作品そのものの面白さを色づけてしているということでもあるのですがそれはそれとして、
そんな本作はオリコン1位か2位のシングルだけを収録したベストアルバムという
強気すぎるコンセプトで作成されています。
いや、これ凄いですよね。そんだけヒット作ぶっ放し続けたってことですもんね。
収録楽曲見ても、この当時を生きてた人なら知らない曲ないんじゃないか説まであるって感じです。
もう楽曲の説明なんか不要なんですよね。
負けない君が揺れる夢をもう少し忘れないですもんね。
何か昔ZARDさんの楽曲名だけで会話できるかゲームみたいなのをした記憶を思い出しました。
その結果運命のルーレットを日本で一番廻した可能性があるのは僕です。
それ以外は全てシングルバージョンで収録されています。
つまり、シングルさえ持ってればそこまで必要なアルバムではない、ということでもあります。
やっぱね、僕様もこの時期ZARDさんはどうしても「通過するアーティスト」ではあったんですが、
「発売日すぐ買う」っていう対象ではなかったので、ある程度時期が過ぎてから
「そういえば持ってないな、買っておこう」みたいな感じで購入することが多かった結果、
ランダム購入状態になったので、「どれは持ってて、どれは持ってないか」ってのがわからなくなっちゃってたんですね。
で、ZARDさんの作品群で何が凄いって、ジャケットが全部、見覚えがあるっていうことなんですよ。
どのCDも「ジャケットは知っている」っていう状態で、かつ「作品もよく知っている」という状態で、
ランダムで購入しているなか「あ、これ持ってたっけ?」ってなった場合。
「自分がCD持ってるか持ってないか」を判断する基準として「聴いたことがあるか」「ジャケットに見覚えがあるか」は
わかりやすい判断材料のはずなんですが聴いたこともあるし見覚えもあるんですよ。
そんな中リリースされた本ベストアルバム。
収録楽曲みて、全てシングルで持ってるとしたら購入理由は「永遠」と「運命のルーレット廻して」のバージョン違いを
手に入れるか否か、ってところだけで判断すればよかったのですが、
僕様の場合収録楽曲を確認したところでどれ持ってて、どれ持ってないかわからないっていう状態に陥るわけです。
現在の僕様は、購入した全てのCDをデータベースにぶち込んで、どこに格納したか模検索できるシステムで管理したので
本来無くていい努力だと思うのですが、
この当時は「マジでどれ持ってるかわからん」っていう状態だったわけです。
さあ、皆さんならどうします?
僕様の場合は諦めて全部買うわけですよ。
このアルバムの購入理由はわかんないからなんです。
最終的にこのアルバム300万枚以上売れてるらしいんですけど、
こんなよくわからん理由で買ったのS2さんくらいの可能性があります。
織田哲郎さんによる楽曲との相性だったり、TUBEの春畑さんやPAMELAHの小澤さんといったアーティストからの提供でも歌いこなすし、
全てちゃんと「ZARDさんの楽曲」として確実に成立させるっていうのがまず「色の付け方が上手」ですし、
この綺麗なメロディをしっかり芯入れて歌うZARDさんの歌唱力も素敵ですが、
やっぱ僕としてはZARDさんがサビに仕込んだ歌詞のギミックがたまらなく好きなんです。
ZARDさんのシングルって、サビの最初の歌詞がそのまま曲名であることが多いんですよね。
このアルバムの14曲だけで見ても、このルールになってないのは「マイフレンド」「心を開いて」「永遠」の3曲だけで、
あとは全部、楽曲名がサビの最初に登場するわけです。
これってマジ見事なギミックだと思ってて、序盤からS2さん「ZARDさんは知らない曲はないんじゃないか」とか言ってましたが、
例えば「この曲聴いたことあるけどタイトル知らない」とか
「タイトル知ってるけど、どんな歌だっけ?」とかなったことありません?
これをZARDさんの楽曲はすべて解決するわけですよ。
楽曲聴いたことがあればタイトル聴けばサビが出てくるし、サビを聞けばタイトルがわかるわけです。
この結果、大衆的に認知度を上げることに成功しているんだと思っていまして、
ZARDさんが国民的アーティストとして成立した理由の一つになってるんじゃないかと思うんです。
歌詞に勇気づけられるとか、曲が綺麗とか、歌声が素敵とか、純粋に綺麗な人だったとか、
多種多様な魅力を持つアーティストでしたが、僕的にはもう
得るべくして得た国民性という点でとんでもない魅力のあるアーティストでしたし、
今聞いても全然色あせないですもんね。凄いな、この人は、いや、この人と、この人を支えた全ての関係者。
いつまでも変わらないよ、だと思ってた。
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