「Cloud Collector #92 毛皮のマリーズ『Mary Lou』」を表示中↓
![]() Text Contents/ このサイトなんなん 厳選エーテルノート 検証と考察 意識調査 皮膚の馬太郎 Cloud Collector
当サイトはリンクフリーです。
メールは
Twitter、Facebookは |
病院に行ったら、幼稚園くらいの子が「これから診察です」っていう状態に対してめっちゃ怖がってるみたいで
なんかもう部屋中に響き渡るガン泣き状態だったんですね。
お母さんも「大丈夫だよ、今日は見てもらうだけだから怖いことしないよ?」みたいなことを言ってるっぽいけど
子供のほうはもう藤原竜也さんレベルの怒号で泣いてるんです。
まあ、子供にとっては怖い場所っていうイメージはあるよな、うちの娘ちゃんもよく怖がったもんなあ、と思いながら
たまたまその親子の近くの椅子が空いたのでそこに座った途端に、泣いてる子供と目が合ったのですが
なぜかその瞬間にすん、と泣きやむという状態になり、
なんかお母さんから「すいません、ありがとうございます!」って言われたのですが
全ムーブ心当たりがありません。S2です。
タワレコに週1以上で通っていた時代なんかは、店内で流れてくる音楽とも奇跡的な出会いがあったりしたものです。
なんとなくで聴いてみた視聴機からの出会いも奇跡だったりもするわけです。
もちろん君と僕との出会いも、限りなく奇跡的な巡り合わせなんだよ・・・とか言うと
S2さんが捕まってないのも奇跡な気がするんですが、
今回の1枚はまさに奇跡的で、感謝しかない巡り合わせだったと思っています。どん。
1. Mary Lou
表題曲は毛皮のマリーズさんの代表曲ともいえる作品で、後にとんでもない評価で迎えられたアルバム
「TIN PAN ALLEY」に収録されたほか、毛皮のマリーズさんのベストアルバムや志磨遼平さんのベストアルバムにも収録されています。
カップリングの「コミック・ジェネレイション」は後にドレスコーズさんのこのシングルのバージョン違いに
ドレスコーズさんバージョンで新録されたほか、オリジナルも同様にベスト盤収録されています。
3曲目の「デュマフィスの恋人」は「Mary Lou」の世界観を継続させた楽曲で、唯一このシングルだけ収録されているので、
これを聴いてMary Louの物語を補完するという意味ではこのシングルには価値があります。
というかもういいから聴いてほしいんですよ、この「Mary Lou」っていう歌。
このシングルが出た2010年って、S2さん的に超絶「当たり年」だったという印象があってですね。
その中でもトップクラスの名曲としてこの歌をしばらく崇めてたんですよ。
そんでカラオケでモノマネできるところまでいったんですよ。
どうしてこうたびたびS2さんはモノマネに走るんだろう?というのはよくわからんのですが、
とにかくもう「Mary Lou」は超名曲で、僕にとっては「これまで聞いてきた全ての楽曲」を並べたとして
10位以内には入ってくるだろうな、というレベルで忘れられない衝撃の楽曲だったわけなのです。
前も言いましたけど志磨遼平さんは天才です。
あるんですよね。元々前から「知ってはいるけど、ちゃんとは聞いてないバンド」っていう状態で、
なんか怖そうなのでちょっと放置、みたいな感じだったんです。
名前的に「裸のラリーズ」さんと重なる部分もあったのかもしれません。とにかく「一旦構えた方がいい」みたいな、
ちょっとこう「気軽に聴こう」という感じにはならない空気感みたいなのを感じてたんですよね。
本作のリリースは2010年の10月ですが、4月の時点でアルバム「毛皮のマリーズ」が出てて、
これを聴いてもまだ「ほんとに?」という謎の疑問があって、手を出そうとはならなかったんです。
・・・っていう感じがしばらく続いて、10月26日(フライングゲット日)にタワレコに立ち寄るわけです。
この日は予約してた斉藤和義さんやスピッツさんあたりを回収しに行ったんだと思いますが、
そこでこの楽曲が店内に流れたんです。この瞬間、この楽曲に殺されたわけなんです。
やばい!なんだこれ!毛皮のマリーズさんか!ウソ!こんな感じだったんだっけ!?ってなって
その瞬間、これを含むその時点で売ってる全てのCDを衝動買いするわけですよ。
みんなもするでしょ?しますよね。
でも今でも思い出すんですよ。タワレコ新宿店で、この楽曲がかかった時の衝撃というか。
しばらく動けなくなる感じというか。
これがあるからCDショップってたまんねえんだよな、って思うんですよねぇ。
同時にこれがあるから永遠にこのCDの沼から抜け出せねえんだわというのも理解しています。
やっぱニホンジンってもう遺伝子的に歌謡曲に反応するようにできてるとかあるのかな?
僕が「Mary Lou」から感じ取ったのは歌謡曲を昇華させたような作品だった、という点だったと思うんですよね。
リリースされてから約15年かぁ。まだ全然、新鮮に聴いていられる。この歌に出会えたのは奇跡だったし、本当に良かった。
行列パワー野郎、ソルジャーの部屋へ。
Copyright (C) 2002-eternity Syun Sawaki/S2 All rights reserved. |