「Cloud Collector #97 THE POSTMEN『JAMPACK 〜カエルにだって言いたい事がある〜』」を表示中↓
![]() Text Contents/ このサイトなんなん 厳選エーテルノート 検証と考察 意識調査 皮膚の馬太郎 Cloud Collector
当サイトはリンクフリーです。
メールは
Twitter、Facebookは |
なんだかんだでJAVA版のマインクラフトを楽しんでいる僕様なのですが、
まあまあ慣れてきたので、初めてアイアンゴーレムトラップってのを作ってみたんですよ。
簡単に説明すると、「村人を守るために突然生まれる守護神」みたいなのが「アイアンゴーレム」っていうキャラなんですが
コイツを倒すと「鉄のインゴット」を落とすんですね。
冒険をする上で「鉄」は素材として非常に重宝するのですが、ただ地下に掘りに行くのでは効率もよくないので、
この「アイアンゴーレム」を倒すことでドロップする鉄を拾う事で、鉄不足を解消するっていう方法があるのですが、
こいつは村の守護神ですので、戦闘力が高いのです。ただ闘うと返り討ちにあってしまうので、トラップを仕掛けて自動的に倒してもらい、
鉄を回収する効率を高めるっていうのがアイアンゴーレムトラップなんですよ。
村人を守ってくれるキャラに罠に仕掛けて殺して 鉄を奪う装置を作りました。
エグい罪悪感。S2です。
なっていることが多い作品です。かくいうS2さんも、この作品というかこのバンドについて
伝説のバンドとして今でも崇めてたりしているんですが。こちらです。どん。
1. カエルにだって言いたい事がある
バンドブームにも負けず劣らずの色々な色を持ったバンドやアーティスト達が次々と登場し、
「オリコンランキングじゃないところが熱い」という時代でした。
そんな中登場したこのTHE POSTMENさん。デビューしてから活動時期はわずか3年未満という短い期間で解散してしまい、
流通したCDはシングルが6枚、ミニアルバム1枚、フルアルバム1枚だけ。
今回ランダムプログラムで選ばれた本作は、そのわずか1枚だけ制作されたフルアルバムです。
これに関してはS2さんにだって言いたい事がある。
この時代、短期で契約終了となった際にそのまま解散を選んでしまったバンドがめちゃくちゃ多いんですよ。
青田買いはするくせに、保証はしない時代みたいな。
マーケティングに間違いがなかったか確認してたか?っていうのを
すごく言いたいんですよね。これは今でも。
もちろんリリースするにもプレゼンするにも無料じゃできませんから、そんな簡単な話じゃないとは思いますけど
成長保障もないまま勝手に持ち上げて勝手に切り上げるのがマーケティングか?って思うんです。
THE POSTMENさんにセカンドアルバム作成のチャンスが絶対必要だった、という点については
いずれランダムプログラムが「僕の心を貫いて」「帰りたい季節」「エッジのない想い出」といった後発シングルをチョイスしてくれるのを
待ってから書きたいと思いますがそれはそれとして、本作はデビューシングルとなった「The Bag」、
ドラマの主題歌となった「OUT OF FIELDS」、サードシングルで「スーパージョッキー」のテーマソングとして使用され、
この時にもちょっと触れた「これまで聞いてきた全ての楽曲」を並べたとして
10位以内に入る楽曲のうちの
一つとして確実に入る僕様超お気に入りの楽曲「パレット」がシングルから収録されています。
ミニアルバム「GARDEN」からの収録曲はありませんので、この3曲以外は完全新作、ということになります。
パッと聴いて「ああこれシングルカットされてるな」ってのがわかるというか、そういう楽曲なんです。
残り10曲はだいたい攻めてるというのがこのアルバムのとんでもなさです。
普通アルバムってなんか「あ、これもシングルカットできるんじゃね?」みたいなのがあると思うんですが、
このアルバムに関してはシングル切ったら狂人疑われるレベルで個性的です。
シングル楽曲だけで見るTHE POSTMENさんは、ロックでもあり、ポップでもあり、ブリティッシュであり・・・ってとこで
聴きやすさ抜群だったりするんですけど、このアルバムの中ではオルタナちっくな楽曲があったり
神秘的な曲があったりする中でそれコード合ってる?って思うような楽曲があって
とにかく多彩で、挑戦的な楽曲が多いのです。これを良心的なシングルで中和するという
構成としても考えられた(と勝手にS2さんは思っている)アルバムになっているのです。
とりわけ「笑い過ぎた僕 〜SO HARD〜」と「誠実さについて」という2曲の破壊力というか
「自分だけ違うテスト範囲教えられてるんじゃね?」みたいな「不安になる何か」が潜む楽曲が
もの凄いのです。で、終盤に「MARKS」「FOOL IS A FOOL」といった「アルバムを締めに向かわせるような楽曲」で
しっかりクローズさせていく、その楔として「The Bag」が配置されているこのバランスが最高です。
それでいうと「クッキーとカフェイン」「WHAT DO YOU WANT?」「ストレンジバンド」といったライブ映えしそうな楽曲のあと
「OUT OF FIELDS」で一旦調整する配置と、その後に「笑い過ぎた僕」を配置する
スクラップ&ビルドみたいな展開も非常によくできているように思えますね。
そのまま本作に突入して「なんだこれは」と衝撃を受け、同時に「このバンドはすげぇ!」となり、
すげぇまま消えてしまったため、伝説状態となってしまった感じです。
もしかしたら、これは僕の中にある「美化状態」なのかもしれません。その可能性はあります。
けど、改めて聴きなおしてもやっぱりこのアルバムは要所要所で「ただものじゃない」って感じがあって、
自分が一番音楽に対して可能性とキラキラを感じてた時代にこのアルバムに出会えたことは勲章だし奇跡だと思っています。
久々に聴くことで、何か印象が変わるかな?って思ってましたけど、
現在進行形で伝説中でした。
大阪万博も始まったことだし、
たこ焼バンザイと連呼するのは今だ。
Copyright (C) 2002-eternity Syun Sawaki/S2 All rights reserved. |