「Cloud Collector #123 OBLIVION DUST『TRUST』」を表示中↓
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先日、何かの音楽番組を家族で見ていて、娘ちゃんから
「だいたいパパが家で流してる音楽だから、知ってる曲多いな〜」という感じの発言をしてたんですが、
そこで流れてた音楽はほぼ流したことがない曲ばかりだったので、
いろんな曲流し過ぎて娘がバグってきた可能性があります。S2です。
本質的には「このアーティストは知っててほしいなあ」ってのもあって、それを流したりもするんですが
そこはあまり刺さってくれなくて、なんかSHINGO★西成さんが刺さったみたいで、
なんかたまに「おかげさまです。」って言ってくるようになったのでこれはこれで
S2さん宅での教育に問題がある気もしますがそれはそれとして、
今回の1枚は当時全ての人に知ってほしいと思って布教活動しまくっていたこちらのバンドです。どん。
1. TRUST
具体的には「なぜみんなOBLIVION DUSTさんを知らずにいて平気なんだ」と
疑問を抱いていたレベルだったのです。まあ、この時期は邦楽が大変個性的で面白い時代だったので、
OBLIVION DUSTさんに限らずそういう感想になることは多かったのですが、特にOBLIVION DUSTさんに関しては
強めにその気持ちがあったな、っていうところでした。
本作は5枚目のシングルとしてリリースされた楽曲で、表題曲「TRUST」は代表曲の一つといっても過言ではありません。
2か月後にリリースされた「MISERY DAYS」というアルバムにも収録されたほか、最初に解散した時にリリースされた
ベストアルバム「RADIO SONGS」にも収録されています。
カップリングについては、2曲目の「ハロー」と3曲目の「HELLO」は結果的には同じ楽曲で、日本語歌詞と英語歌詞の違いです。
「MISERY DAYS」には「HELLO」の方が収録されています。
また4曲目の「イレース」はセカンドシングル「NUMB」およびファーストアルバム「LOOKING FOR ELVIS」に
「erase」という名前で英語歌詞のオリジナルがあります。
結果的に本シングルは「ハロー」「イレース」の日本語版を聴くためとしての購入価値がありますが、
中古で購入する場合は、歌詞カードがジャケット内プリントではなく別冊になっているので、
欠品になってないか注意してからご購入いただくとよいと思います。
もうとにかく全部良い。全部カッコいい。全部動脈にくる。
ちょっと最後の感想だけ勢いで書いてて自分でもよくわかってないんですけども、
ファーストアルバム「LOOKING FOR THE ELVIS」までは個人的な感想では「クセも含めて楽しめる1枚」って感じだったのが、
前作「THERAPY」あたりから荒ぶってんのにちょっとポップに寄せるような感じに
なってきた印象だったんです。これ、外国人メンバーがいなくなったからなのかな?という気もしてるんですが
その中で「荒ぶったポップ」な感じをさらに昇華させてきたのが本作、というのが当時からの率直な感想でした。
先程から「あらぶった」っていうので変換すると「アラブった」に変換され、
そんな石油王みたいなバンドだったっけかなと謎に感想がブレたりしましたが、
KEN LLOYDさんによるキレイな歌声と、そこに被せてくる
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」みたいなコーラスが実にカッコよく、
「まだ攻めます」みたいな勢いを感じてそこがグッとくるわけですよ。
当時、「MISERY DAYS」がOBLIVION DUSTさんの方向性を確定させたアルバムだった、みたいな評価をよくされていましたが、
ぶっちゃけもうこのシングルの時点で見えてたんじゃないかと思っています。
これマジで、当時「知らないのは罪」くらいの気持ちでしたよ僕様。
そもそもOBLIVION DUSTさんってメンバーの中に外国人プレイヤーがいるっていうバンドだったんすよね。
で、なんか自分でも整理ができてないんですが、S2さんはなんとなく
洋楽コンプレックスみたいなのが結構強かったんですね。
1997年付近の邦楽は個性的なバンドやアーティストが一気に登場した時代で、ようやく僕の中で
洋楽への宣戦布告ができる状態になってきた、っていう印象だったんですが、
そんな中、デレクさんやマットさんといった外国人アーティストをメンバーとしたOBLIVION DUSTさんが逆輸入的に
メジャーシーンに出てきたときに邦楽は凄いことになったんだと思ったんですよ。
ヴィッセル神戸にイニエスタさんが移籍したアレと同じ感覚ですね。
しかしその後、ファーストアルバムリリース後にOBLIVION DUSTさんから外国人メンバーがいなくなって、
そこで出たシングル「THERAPY」がわりと「わかりやすい楽曲」でもあったことで
なんとなく不安みたいな感触だったりしてたんです。さっきも書いた通り、ポップ寄せだったというか。
その不安をこのシングルが完全に払拭してくれたっていう印象で、その時の感想で今でもこのシングルが僕の中で一番、という結論なんですね。
要するにただの思い出補正っすね。いいじゃんそれで。何が悪いのさ。
僕様は現在進行形で「おぶりび」と略して呼んでいるんですけど
引き続き続けてて大丈夫でしょうか。
イントネーションは「送り火」と同じになるんですが、
まあ本日の更新日がお盆明けってことで、なんかちょうどいい結果になりましたってことで。
「WHO」ではない2人による最初のアルバム。
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