「Cloud Collector #130 N.M.L. (NO MORE LANDMINE)『ZERO LANDMINE』」を表示中↓
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先日外出先で、ちょっと詳細覚えてないんですが確か大型家電店のレジの所だったと思うんですが、
僕が並んでいる一つ前の人の会計がちょっとだけ聞こえちゃいまして、
「領収書いかがいたしますか?」って聞かれてて
「ありがとうございます」って返してて、
この何とも言えない絶妙なズレが好き。S2です。
今回の更新でいろいろ文章書いてたんですけど、一旦全部消したり・・・ってのを数回やってて
更新が遅れました。いや、これはちょっと、うん。とりあえずこれなんですけども。どん。
1. ZERO LANDMINE
そのキャンペーンソングとして坂本龍一さんを起点として、世界中のトップアーティストによって
制作された楽曲です。タイトルの通り、地雷廃絶を目的とした楽曲となっていて、
CDの販売収益や著作権収入は世界中の地雷除去費用に使われています。
これ、2001年に活動が開始されて以降、
2019年までちゃんと収支報告がアップされているんですね。
本作の著作権収益の寄付もしっかり2019年の最終報告まで計上されています。
放映の5日前に本CDは発売されたわけなんですが、なんかこう、吸い込まれるように買った1枚です。
当時番組も見た記憶があるんですが、この購入で少しでも役に立てたのかもしれない、と単純ながら思った僕様でした。
んー。偽善のつもりはさらさらないですけどね、2001年当時S2さんは既にCDジャンキーでしたが、
いろんなCD買っておきながらこういうCDを買わないのはつじつまが合わないとか
普通に想ったりしたんじゃなかったかなあ。
あと2001年4月25日って僕様普通にCD22枚買ってるらしいんで、
多分もう「想ったならもう買ってしまえ」っていうのが働いたのだと思います。
ただ、CDを買って以降、コンポに入れる前に番組を見て、その後改めてCDを聞くっていう順番だったのは覚えています。
なんとなく「ただ購入した22枚のうちの1枚」として聴くというつもりはなかったんだろうな、と。
そういう「有象無象」的な状態でこの作品に向き合う気はなかった、っていう感じでしょうね。
ほら。姿勢が真面目すぎる>僕様。
茶化せない一枚、なんですよね結局のところ。テーマがテーマなだけに。
当時の僕様に訪れていた、っていうことです。まあ、同時に世間的にもわりとそういう風潮だったと思います。
伝説のシングル「ウラBTTB」が1999年にリリースされて、インストのシングルで初めて週間オリコンチャート1位を記録っていうので
さかのぼってアルバム「BTTB」が売れたりしていた時代があったんですね。
で、その1〜2年前に中谷美紀さんに提供した坂本教授さんの楽曲が僕の中でことごとくツボってたんです。
「MIND CIRCUS」とか「STRANGE PARADISE」とか。
そういう僕の血液の中にサカモト成分が混在していた状態のなかで、
本作が趣旨と共にリリース発表っていう展開になって、もう買わない理由がなくなってたんですよね。
それこそ吸い込まれるように、っていう上述の通りな買い方をしているわけなんですが、
吸い込まれる理由は前もって完成していたとも言えちゃうわけでした。
そう考えると結果的にこのCDは購入されない理由がないわけですね。要素として、
・坂本教授さんの楽曲である
・応援するに値するテーマがある
というところでもう購入が確定するわけです。もしこれが
・ローメイン賢一さんの楽曲である
・ヌッポロ菜の栄養素を応援するテーマである
だったら買ってないわけですよ。わかりますかね。
まずローメイン賢一が誰なんだよっていう点と
ヌッポロ菜ってどこで喰えるんだよっていう点が共に解決できないですよね。
これが2001年4月25日、タワレコで数多のCDをカゴに入れた僕様がふと見つけたとして、
買うと思います?
買いそうなんだよなこいつ>S2さん。
YMOの細野さん・高橋さん、SUZIZOさんやGLAYのTAKUROさん等凄いメンバーが参加されていて、
個人的にはヤマタカEYヨさんの参加が一番びっくりしましたが、海外からもBrian EnoさんとかCyndi LauperさんとかKraftwerkさんとかが
参加されていて、これはもうとんでもないことになっているわけです。
その中身は、表題曲は18分を超える超大作で、そのうち前半〜中盤の13分35秒間は
当時まだ地雷が埋まっているとされるアンゴラやモザンビークといった国々の民族音楽を繋いでいく構成となっていて、
13分35秒後に本編の唄が始まるという構成になっています。
これも本作の特別性があるから言う、というわけではないんですけど、長年大量の楽曲を聞いてきましたけど
この楽曲の構成を超える作品は二度と生まれないと思っています。
2曲目以降は基本的に13分35秒後から始まる歌パートを軸としたアレンジバージョンだったりインストバージョンだったり、
歌パートだけを切り取ったバージョンだったりという内容で、これはこれでアプローチの違う攻め方というところで
魅力的ではあるんですけど、本編の18分30秒の衝撃には全然届かないんです。
この13分35秒を渡り歩いたから、
その後の「地雷のない世界」に色がついていくんですよ。
どう思います?基本的にS2さんの文章ってフォントいじりをする際に赤→青→紫→黒のサイクルで色を付けるんですけど、
「色がついていくんですよ」の時に色がつかないという「持ってなさ」。
まあそれはいいんですけど、だから本作を歌モノとして聴くにあたって、
それ自体は4トラック目を選べば叶うことはできるんですけど、
18分30秒、溶け込むまで聴くのが正解だと思うのです。
ホントに溶けるかと思ったわ、当時。
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