「Cloud Collector #136 RHYMESTER『フラッシュバック、夏。』」を表示中↓
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電車に乗るときにミュートにしていた仕事で使っているスマホを、かなり長い間ミュート解除にしていなかったようで、
いろいろな通知が来てるのに気づくことができなかったため、
悪かったなあと思いながら引き続き解除しないことにしました。S2です。
それでも解除はしない奥ゆかしさで今後もいきたいと思いますが
それはそれとして、今回の1枚はこちらでございます。どん。
1. フラッシュバック、夏。
表題曲「フラッシュバック、夏。」と「サマー・アンセム」は後にベストアルバム「The R」に収録されていますが、
それ以外は本作のみ収録なので、特に「ザ・サウナ」という怪作をお楽しみいただけるので
僕様的には非常にお気に入りの1枚だったりしています。
なんかもうとにかく勉強になる、って感想がまず出てくるレベルの韻の踏み方が相変わらずです。
ここにトラックの良さが重なるわけですから、もう間違いないわけなんですが
とりわけ本作は「夏」に特化していることもあって非常に爽やかな仕上がりです。サウナ以外は。
まずバックトラックの良さで判断するっていう傾向があって、
その点でいうとRHYMESTERさんは間違いなしなんですよ。だからインストが入ってるっていうのはもう
僕にとってはご褒美でしかないわけなんです。
何だろうな、あーの、ちょっと高級なトンカツを、こだわりの塩とかで食べてて、
食べ終わっちゃって「ああ、もう少し味わいたいなあ」って思ってたところに
「こちら追加の塩でございます」って言われた感じですよね。
「そこは肉だろ」と思ったアナタ!違うのですプー!
結果的にインストは非常に素晴らしいんですけど、やっぱりそこにリリックが乗るから作品としてパーフェクトなんですから、
そこで「塩じゃなくて肉だろ」ではなく「塩も肉もいきたいよね」が正解なのであって
どうしよう!「プー!」以降言いたい事がわかんなくなってる!
あとはリリックについてその韻を言ってみたくなるかっていう点だと思ってて、
トラックとリリックが綺麗にハマった瞬間ってめちゃくちゃ気持ちいいわけですよ。
ここがRHYMESTERさんは鉄板で気持ちいいんですね。
あとは言ってみて初めて気づく韻ってのもあったりして、
「なんだこれ、何でこの部分こんな気持ちいいんだ」→「あ、そうかここ韻なのか!」みたいな。
昔はヒップホップ苦手だったんですけど、あるきっかけで一気にハマっちゃったんですよねぇ。
こういう尋常じゃないテクニックに魅力を感じちゃうんですわ。
RHYMESTERさんがこの円熟タイミングでこういったサマーチューンだけ入れた作品を作ってきたっていうのが、
なんというか「自分たち余裕でこれくらいのことはできます」っていう発信、
のように感じてたんですね。んー、もっと具体的な事は言えるんですけど、
超絶毒を吐くことになりそうなので控える事にしますが、
RHYMESTERさんはちょっと別格の所を走ってるなあ、って思ったっていうのが結論ではありました。
過去にも同じような内容でもやもやしてたんですけど、本作は全部で9曲入ってますが
内訳としてはタイトルチューンのバージョン違いが半分を占めてるわけですね。
本作が出たのは2011年で、2010年にはシングル「Walk This Way」、2012年にはシングル「The Choice Is Yours」が
リリースされているんですが、この3枚に共通するのがインストとアカペラを収録しているっていう点なんですよ。
本作はバージョン違いを除くとオリジナルが5曲収録されていることになるので、これをシングルと扱うのは
まあちょっと無理があるとしてもミニアルバムですよね?これ。
WikipediaはRHYMESTERさんのページで「アルバム」としてディスコグラフィーに記載しているんですが、
単独ページに行くと下部に「ミニアルバム」って扱いにしてくれてるんです。
しかし公式サイトがアルバム扱いしているんですよね。
いや、公式のディスコグラフィーがミニアルバムを区別してないだけかもしれないんですけど、
金額的にも他のフルアルバムより1000円ほど安いわけなんで、僕としては本作はミニアルバムで、
本作をRHYMESTERさんのメジャー7枚目のアルバムとするのは無理があまあどうでもいいか。
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