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「Cloud Collector #142 サニーデイ・サービス『東京』」を表示中↓

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★2025年11月21日(金)★Cloud Collector #142

先日、Nintendo Switch2を購入したんですよ。

それはもう嫁ちゃんも娘ちゃんも喜んでくれましてね。

その日のうちにサクサクっと初期設定済ませたんですが、

今に至ります。

まあ、いずれ使う。いずれ。S2です。







曲名とか作品名のカテゴライズ化、ってのは結構あると思っている僕様です。

例えば「さくら」なんかはかなりカテゴライズとして存在しているイメージです。

カラオケ行ったりしてもよく「さくらソング特集!」みたいなのあったりするじゃないですか。

この他にも「夏」とか「海」なんかもそうですよね。「クリスマス」っていうカテゴライズもあると思います。

そんなカテゴライズの中の一つとして、こんなのもありますよねっていうので今回の一枚はこちらです。どん。







No. 6795





「東京」
アーティスト名:サニーデイ・サービス
発売日:1996/02/21

1. 東京
2. 恋におちたら
3. 会いたかった少女
4. もういいかい
5. あじさい
6. 青春狂走曲
7. 恋色の街角
8. 真赤な太陽
9. いろんなことに夢中になったり飽きたり
10. きれいだね
11. ダーリン
12. コーヒーと恋愛



ということで「東京」というカテゴライズです。ありますよね、これも。

まあ「首都だから?」みたいなところで東京ってのは歌にしやすいんでしょうね。

東京だけこういう点でも優遇されてるのは不公平なので、是非今後さまざまな地域の歌を作っていただきたいものです。

岐阜県に「可児市」というのがあるので、

是非ともこの世の全てのアーティストに1曲ずつ「可児市」という楽曲を作っていただきたいと思います。

ちなみにS2さんとって可児市は一切の縁もゆかりもないので

なぜ可児市をピンポイントで狙い撃ちしてるのかについて審議が必要ですが

それはそれとして、本作はサニーデイ・サービスさんのメジャーセカンドフルアルバムとしてリリースされ、

「青春狂走曲」「恋におちたら」の2曲が先行シングルとしてリリース、

「コーヒーと恋愛」は「恋におちたら」のシングルとしてのカップリングでアルバムミックスされています。

アルバムのうち「あじさい」がこの時期のサニーデイさんの代表曲の一つ的な扱いになってた印象もありますが、

これは僕の周囲の印象だけかもしれません。

なぜか僕の周囲で「あじさい」だけ知ってるっていう謎の事象が多発したんですよね。

PVも作られたみたいですし、もしかしたら何かのパワープレイだったのかもしれません。わかんないっす、そこは。







本作はサニーデイさんが完全にフォークロックに移行完了した、みたいな作風になっています。

タイトルチューンである「東京」からもうアコースティックを軸としたゆったりとした展開で始まり、

基本的には派手さを一切取っ払った、ゆったりとしたフォーキーサウンドで統一されている状態です。

これ今聴いたら逆に斬新なんじゃないかなとすら思います。

よくサニーデイさんの音楽を評価するうえで、はっぴぃえんどさんを絡めることがありますが、

このアルバムについてはなんだったらかぐや姫さんの「かぐや姫さあど」くらいの空気感すら感じます。

これがもう、フォークソング大好きな僕様としてはもう完全ハマりだったんです。

で、なんかこれを全部ひっくるめて「東京」っていうタイトルでリリースしちゃうっていうのが

なんかいわゆる「都会としての東京」なんてものを無視した、生活の中にある東京の雰囲気というか、

遊びに行く東京というより、郊外での東京というか、

可児市みたいなアルバ違うか。

ちょっと一旦可児市についてちゃんと向き合ってきます。







ただその一方で、S2さん的には「大絶賛」だったのと真逆の「ガッカリ」も感じてたんですよね当時。

僕様はサニーデイ・サービスさんを「星空のドライブEP」という作品で知って、そこから聴き続けてたんですが

その頃のサニーデイさんって、どちらかというとネオアコースティックというか、

要するにフリッパーズ・ギターさんがやってたような作品の延長線上にいるようなバンドだったんですよ。

それって僕様の大好物だったんですよね。

ところが翌年にはフォークロック的な要素が一気に強くなって、アルバム「若者たち」が出た時には

「これは一過性のフォークか、今後もフォークか」っていうので僕が勝手に悩んでたんですよ。

で、「青春狂走曲」「恋におちたら」が出てこの「東京」が出た時に「ああ、こっち側なのね」となって

良いアルバムだったのに勝手に落胆してしまったS2さんだったのです。

なんというか告白する前にもうフラれてたみたいな。

でもその一方でこのアルバムのデキが本当に良くて、これを踏まえて1作前の「若者たち」を改めて聴いて

それはそれでまた良さを痛感したりして、それでまた「星空のドライブEP」を思い出したりして、

同窓会で会えなかった昔好きだった子みたいな気持ちになったわけですよ!

別にそんな子いなかったけどな!







僕の中では1996年を代表する1枚だと思っています。是非お楽しみいただきたいです。

令和の音楽を聴いた後、染み入る1枚。

脂っこいものを食べた後に飲む、あったかい緑茶のような作品です。







では次回のランダムプログラム、どーん。





No. 7924





Next CD's Hint!!

夏じゃないのに夏っぽい物語。





それでは、また次回。


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