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「Cloud Collector #153 TMN『TIME CAPSULE all the singles』」を表示中↓

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★2026年2月19日(木)★Cloud Collector #153

先日discord内でラーメンの話で盛り上がった際に、会話相手から

「あなたが過去美味しいと言ったラーメン屋、全部閉店してるのなんなんすか」

みたいなことを言われました。確かにその時の会話で僕が出した店は全部閉店済みだったので

「いやホントっすね〜」みたいな返しをしたんですが、ふと僕が学生時代に好きになったバンドなりアーティストが

軒並み2年以内に活動休止か解散してたっていう事態になったのを思い出したので

死神を自認します。S2です。







で、今回の1枚もその時点では閉店していたグループによるベストアルバムです。

こちらです。どん。







No. 7849





「TIME CAPSULE all the singles」
アーティスト名:TMN
発売日:1996/12/12

DISC1

1. 金曜日のライオン (Take it to the lucky)
2. 1974 (16光年の訪問者)
3. アクシデント (Accident)
4. Dragon the Festival Zoo Mix
5. Your Song “D” Mix
6. Come on Let's Dance This is the FANKS Dyna-mix
7. Girl
8. All-Right All-Night (No Tears No Blood)
9. Self Control
10. Get Wild
11. Kiss You (世界は宇宙と恋におちる)
12. Resistance
13. Beyond the Time (メビウスの宇宙を超えて)
14. Seven Days War
15. Come on Everybody

DISC2

1. Just One Victory Remix Version
2. Come on Everybody with Nile Rodgers
3. Kiss You Kiss Japan
4. Get Wild '89
5. Dive into Your Body
6. The Point of Lovers' Night
7. Time to Count Down
8. Rhythm Red Beat Black
9. Rhythm Red Beat Black version 2.0
10. Love Train
11. Wild Heaven
12. 一途な恋
13. Nights of The Knife
14. Detour



なんか豪華な幕の内弁当みたいなアルバムだなあ、って思うんですがそれはそれとして、

本作は1994年にTMNさんが活動終了を宣言してから2年後にリリースされた作品です。

BOX仕様になっていて、蓋側にデジタル時計が搭載されており、ちゃんと電池交換で動かせるようになっています。

「デジタル時計説明書」っていう1枚の紙も同封されてますので、令和の現在でも「LR41」っていう

ちっちゃくて丸いボタンみたいな電池を交換して、説明書の通り時刻を合わせれば動く、というわけです。

まあやりませんけど。

本作は「タイムカプセル」って名前なんでそのまま寝かせておいてあげようと思いますが

それはそれとして、サブタイトルに「all the singles」と記載されている通り、

最後に収録された「Detour」以外は全てTM NETWORKまたはTMNとして活動を開始した最初のシングル「金曜日のライオン」から

突然の活動終了宣言となってリリースされた「Nights of The Knife」までの全てのシングルが

ほぼシングルバージョンで収録されている、といった内容になります。

わりとアルバムに収録されたりするとリミックスされてたりすることが多かったTMさんのアルバムに於いて、

潔くシングル版だけを収録している非常にレア収録内容な作品なのですが、

「Rhythm Red Beat Black version 2.0」に限ってはシングル版があまりにも長かったためか、

尺を1分半カットするという荒療治が行われています。

1分半って凄いですよね。そんなにカットしていいんだ?みたいな。

1分半あればthee michelle gun elephantさんの「アイブ・ネバー・ビーン・ユー (Jesus Time)」を

11回再生できるんですよ。

この場合はミッシェルさんのこの曲の圧倒的な短さの方が不思議なのですが、

そんなほぼカンペキなシングル集・・・に見せかけて実際には両A面としてリリースされている「We love the EARTH」だけ

シングル曲としては見送られた形となります。この曲はこちらをはじめとした

別のベストアルバムでオリジナルバージョンを確認できますので、是非ご堪能いただければという感じです。







で、唯一お前は一体誰なんだみたいな楽曲が「Detour」なんですが、

僕様もよく知らないのですが当時プレイステーション用ソフトとして発売された「gaball screen」っていうゲームがあって、

なんか話によると主人公が靴という超絶攻めた設定になってて、

靴が音を集める内容、というすごい勢いで意味が分からないのですが、

そのゲームで音をコンプリートすると聞けるのが「Detour」という楽曲だったらしいんですね。

この時点ではTMさんは活動していないので、このゲームの中でも「Detour」のクレジットは

メンバーの宇都宮さんと小室さんと木根さんの連名になっていたそうです。

要するにただの再結成にしか見えないのですが、そんなこともあって

この楽曲が本ベストアルバムにも、半ばボーナストラック的な立ち位置として収録されている、というわけなのです。

ちなみにこの「gaball screen」というゲームのテーマソングは宇都宮さんのソロシングルで小室さんが作曲した「discovery」という作品で、

小室さん自身も「TMNの終了がなかったとしたら、『Nights of The Knife』ではなく『discovery』をTMNのシングルにしたと思う」

みたいなことを語っていたそうなんですがじゃあそっちをこのベストに入れた方がよくね?







まあその「Detour」がまた謎のゲームにはもったいないくらいの名曲だったりするから、やっぱこの3人はすげぇなって思いますが、

改めてシングルを全部通して聴いてみて、このアルバム全体を総括してみると、

「エレクトロポップの日本に於ける『祖』みたいなところ」っていうのがわかりますね。

YMOさんが展開してきたテクノとかハウスとか、そういう要素よりぐっとポップスに近づけて、

もう明確に「近未来サウンドです」って打ち出しているのがめちゃくちゃ効果的というか、

近未来が現代になっても、まだ近未来感を感じるって凄いと思うんですよ。

なんかもう金太郎アメ状態なんですよ。

切っても切っても近未来が出てくるの。

繰り返しお伝えしますが伝わらなかったら読み飛ばしていいからね!

基本的にS2さんの文章は勢いで書いて、読み返さず終了するので責任感というものがありません。

いやそんな話はどうでもよく、もう一つ興味深いのは、その「近未来エレクトロポップ」で開始していったサウンドが

徐々に90年代後半の小室系と呼ばれるサウンドに近づいていってるのがわかるっていう点です。

最初期の「金曜日のライオン」とか「1974」はTMさんならでは、みたいな感じしますけど、

「Dive into Your Body」とか「Wild Heaven」とかはそのままカバーされててもおかしくないなあって感じます。

そして一番本作を聴いて感じたのが、物足りなさだったりします。

いや、普通に考えればシングルコレクションって要するに「いいとこどり」なのでそんなことにはならないんですけど、

TMさんってオリジナルアルバムやシングルのカップリングで名曲が多いので、シングルだけ並べられたときに

「あ、あの曲ないのか!」っていうのが結構頻繁に出てくるんですよ。

世間的にその最たるものがおそらく「Be Together」ですよね。あれシングルじゃなかったんだ!ってなった人は

結構いたんじゃないかなあと思いますが、要するにそういう感覚がどんどん湧いてきて、

シングルだけ聴いててもなんか「あれも一緒に聴きたいなあ」みたいなのが芽生えてくるんですよね。

でも結果として、ベスト盤を聴いて物足りなくなってオリジナルに流れていくっていう展開は理想的かもしれません。

入門編、として本作を使うのはよいですが、きっとTMさんのファンはコレを入門編として渡すことはないんだろうなあ。







では次回のランダムプログラム、どーん。





No. 2358





Next CD's Hint!!

平成を代表する謎のイントロ。





それでは、また次回。


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