「Cloud Collector #155 ゼリ→『RODEO GANG』」を表示中↓
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先程、会社の偉い人から電話がかかってきて、要約すると
「あれとあれの作業をお願いします、忙しいところ恐縮ですが」みたいな感じだったんですが
その方からその作業を依頼されたのもう4回目で、
なんならその作業はもう終わっていて、毎回終わってますと伝えているのですが
僕様なんか変な時空の狭間にひっかかってるとかじゃないですよね?。S2です。
よく目にするんですよ。なるほど、要するに「界隈」という概念でハマる場合は、そういうきっかけが存在するわけですね。
テクノを聴くようになったのは○○さんの音楽を聴いたからです、みたいなそういう。
S2さんのように音楽をミックスジュースのように飲み干してる人の場合、
ほぼジャンル分けが存在しない状態で聴きまくった経緯があるため、明確に「きっかけ」っていうのがあまりありません。
パッと思いつくのは「ドラムンベースは、Aphex Twinさんがきっかけ」っていう点です。これは多分完全にきっかけ。
あとはもう各ジャンルにおける「ルーツ」となるべき作品がS2さんの中には見つからない、みたいな状態です。
ただ、これがリリースされた時の感情は凄い覚えています。
今回の1枚はこちらです。どん。
1. RODEO RADIO
そういう記憶がずっとある作品なんですよ、これが。
ゼリ→さんは清春兄さんがプロデュースしたってことでデビュー時にちょっと話題になった、
いろいろあったし、いろいろあったバンドなのですがそれはそれとして、
本作はゼリ→さんの最初のオリジナルアルバムとしてリリースされたものとなります。
インディーズでシングルリリースされた「ROCKER」から、メジャーリリースシングルとなった「おもちゃのピストル」「光を放つように」が
リミックスされて収録されたほか、「おもちゃのピストル」のシングルに収録されていた「Silver Fox Falls Into A Pitfall」が
同じくリミックス版として収録されています。
シングル扱いでいうと「JET GLASS」が未収録の他、各シングル収録曲は上述の「Silver〜」以外は全て収録されておらず、
「ROCKER」のようにシングル版とアレンジが明確に違う物があったりする、ということで
シングルもアルバムもちゃんと聴き分けて楽しめるようになっています。
なんというかですね、あーの、「きたきた!」みたいな。
次郎ラーメンのお店で「ニンニク入れますか?」って聞かれると「きた!定番のアレ!」ってなるじゃないですか。
アレのようなものではないな、全然。
んー、何だろうなあ。若者がその詰め込んだ気持ちに対するはけ口をパンクとしてぶちまけるのを恐れずにやろうとしている、
そういう、パンクロックにだけ他のジャンルとちょっと違う眩しさみたいなもの、僕はあると思うんですけど
ゼリ→さんはインディーズで「ROCKER」とか「JET GLASS」をリリースした時から感じてたんですよね。
「若者が」って当時の僕様、彼らより若者だったんですけども、
どうもゼリ→さんに対してS2さんは人生2巡した人みたいな目線で見てたんですよね。
「うわ、眩しいなあ・・・」みたいな。老けてんな>僕様。
でも多分、聴いていただけたらわかるんじゃないかと思うんです。むしろ今だからこそさらに理解できるかもしれません。
本アルバムはいわゆるパンクロックのど真ん中を突き進むかのような、
けどそこにポップ的な要素も置いておきながら、メジャーでやることも意識したかのような作品という印象で、
「それパンクって言っていいのか?」っていうのもあると思うんですが、
このアルバムでボーカルのヤフミさんが仕掛けていった歌詞はいずれも
自分がもっと輝くための反発のようなものに、少なくとも僕は感じているわけなんですよ。
そんなヤフミさんをYahooで検索をかけてみると
誰だよこれってなるので注意が必要です。
この人がおもちゃのピストル撃って「手の中にナイフ隠してます」みたいなこと歌ってるとしたら
「事案」に計上されると思うので注意が必要です。
4分以上ある楽曲は無いですし、
なんならバラード皆無のアルバムに仕上がっています。
そうなってくると同じような曲調が続くことになるので、聴く人によっては「似たような曲ばかりだな」っていう感想が
出てしまうかもしれませんが、S2さんからすると本作は
ライブでの熱量をそのまま1枚のアルバムに凝縮させたかのようなもの、という認識が強いです。
1曲1曲の良さはあるんですけど、フルで聴き終わると
「なかなかいいステージだったな」みたいな謎の感想になりました。
シングル楽曲ももちろん良作ばかりなんですが、「HOWLING SUNDAY」「イナズマ」「NITRO GANG」あたりは
それぞれ1つずつの楽曲として、どういう存在なのかがわかるというか、
ともすれば個々を認識しにくいアルバムかもしれないという中にちゃんと光るものを用意している、
みたいな、「うまいな」っていう要素が見受けられるっていう感じです。
逆にアルバム1枚作ろうってなったときに、バラードで「置きに行く」っていう要素なしで作っていったとして、
不安とかなかったんかなと思うほどなわけですよ。
ここに一切の不安要素なく、このアルバムを完成させたんだとしたら、ゼリ→っていうバンドはもうこの時点では
やりたい事も方向性も見えてたんだろうなっていう事なんだと思います。
昔は「若者がコワイモノシラズでやっているバンド」みたいな印象だったんですけど、
今聴くとなかなか趣がありますし、ゼリ→さんはこの作品以降で一気に音楽性としての幅を広げていき、
「そういう成長していくんだ!」っていう驚異の進化をしていくことになるので、
現在の視点から見ると初期衝動の破壊力がいかに凄まじいか、というのを
体現できる作品になっていると思いました。
メジャー契約中のファーストアルバムをこういう形で完成させるって凄いと思うんだけどなあ。
令和の今であっても評価されていい1枚です。久々にいいもん聴いたわー。
「理想郷」という意味の造語らしいよ。
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