「Cloud Collector #178 THE COOL CHIC CHILD『パーフェクト・ラヴ』」を表示中↓
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精神的に不安定な状況だったので、音楽でも聴いて気持ちを落ち着かせようと思って
2分弱の歌を最後まで聞いた記憶がないのですが
もうおとなしく寝てたほうがよいのでしょうか。S2です。
その勢いのまま進んでいくアーティストが多いような印象なのですが、
昔はメジャーデビューしててもなおその音楽性を模索し続けて、やってる音楽が少しずつ変わってみたり
ガラッと方向転換してみたり、みたいなバンドが結構あったような印象です。
なんというか、デビューした頃はベビーフェイスみたいな感じだったのに、
気が付いたら般若の面つけて暴れていたみたいな。
方向転換というか豹変なのですがそれはそれとして、
今回は非常に微妙な速度でメジャーという世界に適用しようとしていた、そんなこちらの1枚です。どん。
1. パーフェクト・ラヴ
きっちりタイアップも決まり、次のシングル「BOOGIE DAYS」から続くスマッシュヒットの
きっかけを作った、みたいな位置づけになりました。
表題曲の「パーフェクト・ラヴ」は3か月後にリリースされるアルバム「Spider」に収録されましたが、
カップリングの「ROULETTE LIFE」はアルバム未収録で本日時点でCCCさんはベストアルバムやB面集みたいなのが
リリースされていないため、楽曲コンプリートとしては絶対必要なシングルとなります。
8cmシングルとしてリリースされましたが、ジャケットに特殊な加工がしてあったり、
よくわからないけど牛のステッカーとかが付属されてたりとかして、
タイアップ効果もあって事務所的にはわりとちゃんと売り出そうとしていた感があります。
メンバー全員が作曲可能なバンド(ドラムの原さんだけは終盤で突如開花するという驚愕の展開)で、
藤森さん→家垣さん、ときて今回はじめて桝田さん作曲作品がシングルとなりました。
ちなみに次の「BOOGIE DAYS」は藤森さんに戻りましたが、続く「I WANNA HOLD YOU」が上條さん、
ラストシングルの「My Shooting Star」が原さん作曲でしたので、
CCCさんは全メンバーがシングル曲を担当したという安定性を見せることになりました。
なぜもっと売れなかったん?
ランダムで選ばれた際にめっちゃ早口の長文で話したいんですが、
本作リリース時点、という断面でCCCさんとこのシングルがどうなのか、っていうのを振り返ってみると、
本作「パーフェクト・ラヴ」はもうパワーポップかなっていうレベルで全力ポップサウンドなんですね。
もちろんちゃんとロックの基軸はあるんですけど、本シングルはこの時点でCCCさんとしては異質というか、
大人に何か言われたのかなっていうレベルで振り切ってきた、
という感想でした。楽曲としては非常に甘酸っぱさも感じるいい歌なんです。これは当然として。
ただ、インディーズで出したシングル「GROWING UP!」から遡っても、「ここまで露骨にポップじゃなかっただろ」
っていう印象だったんですよね。
いや、CCCさんはそもそも「大胆不敵なポップ大作戦」という
誰に向けた作戦なのかなっていうキャッチフレーズで活動開始してて、
その根底にはロックとポップの融合がインディーズの頃からあったにはあったんですよね。
ただ、なんというかここまでわかりやすいドポップではなかったんですよ。
本作で明らかに「リスナーを巻き込んで勢いに乗るぞ!」みたいな感じがして、
なんかもう明確に「この人たち、売れようとしだした!」みたいな感じだったんです。
とりたてて「こうなっていく」っていうこと自体はそこまでの違和感とかではなかったというか、
むしろメジャーでやっていくならこうあるべきだよなっていう、ある程度の納得感もあったんですよね。
バンド側がどう思ってたか、っていうのは今では知る由もないのですが、
この次の「BOOGIE DAYS」がまたポップ極振り、みたいな楽曲だったので、メジャーという環境の中で
方向性を少しずつ変えていった結果だったんだろうな、と思うわけですよ。
この楽曲、良いんですよ。とってもいいんですけど、アレンジが納得いかないんですよ。
サビのアレンジが妙に散らかってる印象なんですよね。「パーフェクト・ラヴ」がこんだけ振り切って
わかりやすいアレンジで突き進んだのに、無駄に凝ったアレンジにしちゃってないかこれ、っていう気がしちゃってて、
「パーフェクト・ラヴ」で見せたまとまったアレンジと比較するとどうしても違和感だったんですよね。
29年後の今改めて聴いても、やっぱり「どうしてそういうアレンジなんだろう」っていうのがやっぱりわからず、
凄くわかりやすい「シングルとしての1曲目と2曲目の差」みたいなのを感じてしまいました。
楽曲自体はすごくいいのに、アレンジの仕方でいくらでも調理結果は変わっちゃうんだなあ、みたいな。
遠き夏のシューティングスター。
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