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ずんだもんさんの「もん」の部分が「モンスター」の略だ、ということを今更知った僕様は
「モンブラン」の「モン」も「モンスター」の略だということにしたのですが、
「ブラン」のモンスターって何だ?という点につまづいてしまったので
「ブラン」を調べたところ、フランス語で「白い」という意味があるということがわかったので
「白いモンスター」ということになってしまいましたが、
さすがにモンブラン=白い、の等式が成立しなさそうだったので、「ブラン」を違う解釈にしようとした結果、
「ケロッグ オールブラン」にたどり着いたため、
「ケロッグ オールブランのモンスター」ということにしたので
色合い的にもマッチしたなあと思ったら今度はまず食材が違うという点につまづいてしまったため、
何処から間違ってしまったんだろう、ということについて検討を重ねたのですが、
「そもそも」の4文字で解決しました。S2です。
まだまだガキだった自分がどこまでこの凄さに気づけてたことやら、と思います。こちらです。どん。
1. CARRY ON
ある意味「代表作」なアルバムなのではないでしょうか。
多分僕様も「ゆずれない願い」目当てで購入しているアルバムだったんじゃないかと思います。
本作は上記4thシングル「ゆずれない願い」の他、「地上に舞い降りた天使達」「STAIRWAY」といったシングル曲、
さらに「STAIRWAY」のカップリングだった「千の祈り」を収録しています。
一つ前に出たアルバム「Excellent」ではシングル楽曲はカップリング含めて全て収録されてたのですが、
本作では「ゆずれない願い」のカップリングだった「あの日の二人はもういない」と
「地上に舞い降りた天使達」のカップリングだった「Let me spirit more you.」は収録されず、
また「STAIRWAY」はアルバムバージョンでの収録となっています。
いずれもその後「ゴールデンベスト」というベスト盤に収録されているので、カップリングや原曲については
シングルかベスト盤でお楽しみいただければ、という感じですね。
また、本作収録の「NAKED LOVE」は7枚目のシングル「Us」のカップリングに別バージョンで収録されています。
当時の僕様も基本的にこれらのシングルのイメージからこのアルバム購入に繋がってたんですよね。
で、オコチャマだった僕様は最終的に本アルバムは神格化してたくせにシングル曲しか聞いてないっていう
レタスチャーハンでレタスだけ食べてるみたいな楽しみ方してたんですよ。
なんか壮大に例え間違えてる気もしますがそれはそれとして、
それくらいまず収録シングルである「ゆずれない願い」「地上に舞い降りた天使達」「STAIRWAY」「千の祈り」のデキが良すぎて、
他の楽曲の印象が抑え込まれてる感を感じていたんです。聴きなおすまでのS2さんの印象もそんな感じで、
ぶっちゃけほとんどシングル以外の曲に記憶がない、みたいな状態だったんですよ。
それでよく神アルバムとか言ったなって気もしますが、
まず前提でシングル曲に魅力がありすぎてその結論になってるってことなわけです。
シングル曲たちがヤバいのはもう感想としては同じだったんですけど、それ以外の楽曲も非常に良いんですよ。
レタスチャーハンがレタスだけうまいという判断のほうがおかしいんですよ!
まあその判断してたのはS2さんだけなんですけども、だから、あーの、チャーハンが田村直美さんだとして、
まずチャーハンがめちゃくちゃ美味しいわけなんですけどこの例えやめよう。
とにかく1曲目の「CARRY ON」が始まってすぐ感じるのが、田村直美さんの歌唱力の半端なさですね。
やっぱりロックサウンドに抜群に映える声。この魅力がまずキますよね。
ただ本アルバムに関してはただのロックだけでなく、比較的J-POP寄りになってる楽曲もあり、
これはこれで真っ直ぐな歌詞に綺麗なメロディラインに比類なき歌声がマッチしてるんですよね。
これどんな編曲で完成させてるんだろうって思ってクレジット見ると編曲者絶対2名以上いるんですよ。
これはこれで、いすぎじゃないかという気もしますが、
今回聴いてて特に思った推しのポイントは「AGAIN」という楽曲です。
後に僕様、「田村直美さん=『KEY OF GOLD』最強説」を推す事になるんですが、
今回の更新の序盤で「派手なシングル曲が神」っていう表現を一転撤回し、
田村直美さんはバラードの時の伸びやかな声が最強という評価に変わったんですよ。
そんな認識になった今になって改めて本作を聴いて、この「AGAIN」という楽曲の良さに直撃喰らってしまったわけです。
ちなみにこの「AGAIN」に浸りすぎると次曲の「SILVER SPOON」という攻めた楽曲に殺られることになり、
そこで改めて本作の曲の配置の見事さにも気づかされるわけです。
この「SILVER SPOON」って曲がまたね。面白い魅力のある楽曲なんですよ。
この楽曲を「AGAIN」と、「STAIRWAY」というまた非常に美しい&力強い楽曲で挟んでるっていうのがね、
なんというかちいかわとすみっコぐらしの間にグラップラー刃牙があるみたいな感じなんですよ。
僕様の「アルバムに於ける曲配置のこだわり」はこの回でも触れている通りなんですが、
このアルバムもシングルの配分が綺麗に散りばめられていて、「千の祈り」という壮大なバラードで締めるほか、
ちょうど中間に「すべての未来に光りあれ」というコール&レスポンスしやすそうな楽曲があるのも興味深いです。
「ゆずれない願い」を前半で切っちゃうっていうのも面白い配分だと思うんですよ。
このアルバム収録内容でいえば、最後に持ってくるっていうのでも全然良かったと思うんですが、
やはりここは「千の祈り」という大作が控えているというところもあったんでしょうねえ。
やっぱこのアルバム神ですわ。間違いなく。
3曲のうちどれが推し?みたいな論争あったよね。
娘がピクミン好きで、それに付き合って一緒にやってるってこともあって僕様もピクミン好きなんです。
Switchで3と4をクリアしたところで、まだ1と2については未プレイなんですが現在の率直な感想として、
ルーイをボコボコにできるシナリオありませんかね。
あいつマジで。ホント。S2です。
今回の1枚はこちらです。どん。
DISC1
1. MOONLIGHT ESCAPE
DISC2 (Blu-ray)
1. MOONLIGHT ESCAPE (MUSIC VIDEO)
本作はメジャーデビューしてから40枚目のシングルとしてリリースされました。収録楽曲はいずれも1か月後にリリースされた
アルバム「ABRACADABRA」に収録されていますが、「凍える」はアルバムバージョンとしての収録です。
ただ、シングル版の「凍える」も後に35周年ベストアルバムの方で収録されることとなるため、
本シングルはわりとコレクターズアイテム状態かもしれません。
ジャケットとか超カッコいいので是非皆様のおうちにも1枚あるとよいと思います。
通常盤のジャケットもいいんですけど初回盤のジャケットがまたカッコいいんですよ。目の中に月が浮かんでる、みたいなやつなので
2つ並べて顔を作る作業を開始できるわけです。
最終的にはキングクリムゾンさんのあのジャケットみたいなのを完成させてください。
怖いので別に僕に見せなくて結構です。
比較的どんな作品が来ても大丈夫なように聴く前に精神集中を欠かさないでいるんですけども、
本作は「MOONLIGHT ESCAPE」も「凍える」も円熟したバンドサウンドが奏でたとんでもない完成度、といったところでした。
どちらの作品も聴くだけで一気に世界が広がる感じというか。その唄の世界に引きずり込まれるというか。
とにかく深みのあるアレンジに美しいボーカルが乗っかってくるんです。最高すぎるんすよこれ。
「MOONLIGHT ESCAPE」がそれだけでとんでもない楽曲で、カップリングは負けないだろうか?と心配すらしたくなるところですが
なんなら「凍える」のほうにタイアップが付くほどに「凍える」という楽曲もまるで負けてないんですよね。
結果的に本作は両A面シングルになったと言っても過言ではありません。
これでアルバムを経て、また次のシングルがどんなのが来るのかな!?とか思って
発表されたタイトルが「Go-Go B-T TRAIN」と聞いたときは
どうしちゃったんだよとすら思いました。何でもありか。凄すぎるでしょ。
BUCK-TICKさんに限っては「極東より愛を込めて」のPVで衝撃を受けて以来、
BUCK-TICKさんのCDリリースについてはDVDかBlu-rayが付いてる場合は絶対そっちを買っています。
なんなら画質的にBlu-rayを優先して買うまであります。
今となっては魔王様に逢うためのツールとなりました。
このPVもカッコいいんすよねぇ。
ちなみにカップリングの「凍える」のPVも存在するのですが、そちらは次に出たアルバムの初回盤に収録されました。
これもまたとんでもなくカッコいいんすよ。でも今見ると寂しさの方が勝つなあ。
止まらないしゆずれなかったアルバム。
実に久々にPlaystation VITAを充電して起動してみたんですが、
買った記憶もやった記憶もないゲームが10本近く入ってたんですよね。
もちろん買った記憶がないのでソフト本体もないわけですよ。
そんでまず何故今更充電して起動してみたんでしょうか。
わりと全部ナゾ。S2です。
とっとと行きましょう。今回の1枚です。どん。
DISC1
1. 大地のシンフォニー
DISC2 (2012年 新春渋公ライブセレクション)
1. おかみさん
前回の更新では「エレカシさんはシングルリリースする都度、どんな方向性なのかがわからなくてワクワクする」みたいなことを
主軸に更新しましたが、本作付近になるとわりとシングルで「冒険する楽曲」が来ることはなく、
なんかもう「間違いない1曲」みたいなのを放り込んでくるイメージでした。
とはいえ過去のリリースを考えると突然「全員死刑です」と言われたり
「この世は最高さ!」とか言い出したり、
「いいから酒持ってこい」とか言い出したりする可能性があるわけなので
やはり相変わらずリリースがあるたびに、構えた方がいいという僕様の感想です。
だって上の発言全部同じ人から出てるって凄くないですか?
どんな情緒だよって思っちゃうわけですけど、
これだからエレファントカシマシさんの、宮本さんのファンはやめられないわけなんですよねぇ。
「大地のシンフォニー」「約束」共に収録されています。
本シングルは初回盤と通常盤の2パターンでリリースされており、今回紹介しているラインナップは初回盤のものです。
通常盤はDISC1のみでリリースされてますので、通常盤は完全にジャケットコレクター目的が要素、というところです。
初回盤はボーナスディスクで7曲のライブ音源を楽しめるのですが、いずれも本日現在で廃盤扱いになってしまっていて
現在では初回盤はプレミア状態になってる事が多いみたいですね。
なぜかユニバーサルはエレカシさんの作品をことごとく廃盤扱いにしているみたいで、
いろんな作品が廃盤になっちゃってるので是非反省していただきたいと思います。
収録内容なんですけどね。とんでもなく名曲なんですよ、2つとも。
ちょっと個人的に衝撃だったのが「大地のシンフォニー」なんてタイトルが付いてるんだから、なんつーかこう
オーケストラバリバリアレンジかなんかでお届けされるんだと思ってたんですよ。
編曲にYANAGIMANさんが関わってるってこともあって、なんかこう派手なのが来るのかな、みたいなのを
想像してたんですけどシンプルな演奏でシンプルに良いっていう感じです。
そして歌詞が非常に優しいんですよ。寄り添ってくるというか。
テレビ消せ!部屋の調度品を捨てろ!とか言ってた人とは思えないんですよね。
もうこちらは単純に、名曲でしかない2曲なんですよ。これアルバムに入れない世界線もあったんじゃないかなあ。
上述の通り、2曲ともアルバムに収録されているので、現時点ではこちらをお聞き下さいというところで、
そんでまたこの「MASTERPIECE」ってアルバムがとんでもなく良いもんだから、
なんというかこの「アルバム前にシングルで『大地のシンフォニー / 約束』がリリースされて、この2曲を初見で聴いたときの衝撃」
っていうのが味わえないんですよ。アルバムは通して全体的に素晴らしいので、
その素晴らしさの中にある程度紛れてしまう側面があるわけなんですね。
でも、このシングルが出た当時、その瞬間だけは「大地のシンフォニー / 約束」だけに向き合って、この2曲の良さを
シンプルに受け止めて喜べる時間が存在していたわけで、これだけはアルバムを買ってたら味わえなかった良さだと思うんです。
こう考えると「シングルを購入する良さ」ってのは確実に存在すると思うんです。
シングルにはシングルの、リリース自体の良さがあるんだってことだと思います。
とにかくこの「大地のシンフォニー / 約束」の2曲は「シンプルな良さ」という点にあたるので、
ともすれば「エレカシさんらしくないのでは」という感触を抱きかねないと思うんです。
しかし、それをこのボーナスCDのライブ音源がカバーできているのではないかという気がするわけです。
このDISC2、1曲目に「おかみさん」を入れてくるという渋さがエゲツないスタートですが
僕としてはこの7曲のチョイスってわりと丁度いいという印象なんですね。
無理に「ガストロンジャー」とか「悲しみの果て」とかを入れるでもなく、
曲の中でどんどん盛り上がりが成長する「旅」という楽曲のチョイスだったり、
シンプルに楽曲として耳心地のよい「笑顔の未来へ」「桜の花、舞い上がる道を」といったシングルを追跡させたり、
でも序盤の「おかみさん」→「Soul resque」というシブいけどライブで聴きたくなる楽曲を入れてて
最後に「パワー・イン・ザ・ワールド」というライブ定番曲ぶっこむわけですよ。
でも全体でたった7曲しか収録されてないっていうのが、絶妙に物足りないんですよね。
でもこれでバランスの均衡を保った気もするんです。本編はシンプル、ボーナスでライブ音源、でもちょっと物足りなくて、
ライブ見たくなるんですよ。
これ、あくまで「セレクション」でしかないので、この7曲を含めたライブ全体はどんなことになってたんだろう、
というのを知りたくなっちゃう感じ。そんでエレカシさんのライブ見に行ってみたくなるのを誘発させる気がするんですよね。
エレカシさんはライブ見て完成するとS2さん思ってますので、
もうなんかこう僕んちでライブやってくんねぇかなあ。
マントって付けたことないなあ。
なんか最近暑くなってきたせいか、「三菱UFJ」という単語が脳内で
TIMさんの「おっれったっちっTIM!」と同じリズム感でしか再生されないんですけど
これ治りますでしょうか。S2です。
このバンドが活動休止や解散、なんて話になった時、そのバンドのメンバーのソロ活動を追っていこう、っていう場合、
前のバンドの事をどこまで意識します?っていうのが長年難しい話として僕の中にあるんですよね。
それがバンドのフロントマンだった場合はさらに悩むというか。
いや、いいんですよ。どんな音楽でソロ活動をしようとね。もちろん。そこに一つの楽しみはあると思うんですけど、
やっぱり心のどこかで前のバンドでやってたようなことにも期待するっていう感情が
あったりしがちだったりしないですか?でも逆に「前のバンドでやってたようなことをするなら前のバンドでやってくれ」っていう
そういう感情もあったりとか。聴き手側の期待ってのはわがままで構成されていると思うんで
もう両立なんかしないんじゃないかなーとか思うんですがそれはそれとして、
今回の1枚は、そんなあれこれを僕的には「ちゃんと片づけた」って感じにとらえた1枚です。どん。
1. CAT WALK
このNEW SODMYさんですね。本作リリース時点ではKAMIJOさんとMAYUさんがLAREINEのメンバーから参加、
のちにGLAMOROUS HONEYのメンバーとなるAYAさんとYOUさんで4人組で活動されていました。
本作は公式で「三部作マキシシングル」としてリリースされた第3弾目のシングルで、
5か月後にリリースされたアルバム「Confess to a Love」に全曲収録されています(「PHANTOM」だけミックス違い)。
このアルバムがまた面白い事になっているアルバムなのですが、それはまたその機会が来た時に、ということで
まずは本作について・・・って感じで進めようと思うわけですけども、ちょっと今後ここに触れることがあるか微妙な話なので
一旦ちょっと話をそらします。
持ってたCDも全て(人生で唯一)捨ててしまいました。
理由については、まあ、なんだろうな。本企画の最終回で書きましょうか。
まさに本作が出た時に、序文で書いた「前のバンドを引きずるか否か」の問題に
完璧にぶち当たったんですよ。要するに「LAREINE」という既に完成した世界観のあるバンドの活動休止があって、
そのフロントマンであるKAMIJOさんが結成したバンドってことでそのままNEW SODMYさんを追いかけることになった僕様ですが、
この3部作で言うと、最初に出た「WHITE LIE」と「JEALOUSY」で、なんとなくLAREINEさんと、
一旦KAMIJOさんのみになって活動してた短期間のLAREINEさんの音源が、それぞれこの2枚ではある程度追随されてたかな、
っていう気持ちだったんですよね。この時点で「LAREINE」っていうバンドは2局面存在していた、という感じ。
時系列で言うと、「WHITE LIE」はわりとソロLAREINEさんの頃の音に近くてロックな感じ、
「JEALOUSY」はメンバー在籍時のLAREINEさんっぽい、耽美系に寄った感じ?かな?って思ってて、
さて3部作のラストで結局NEW SODMYさんとしてはどっち方向に行くことになるか!って思って聴いてみたら
混ざったという結果になって「これはどうしたもんか」となったわけです。
まず3曲目の「Audrey」。これは実にわかりやすい、いわゆるLAREINEさんのメインイメージになる耽美的な作品です。
これが3曲目に来るっていう構成がギリギリ出た良心みたいな感じなんですが、
要するに「本作を最終的にまとめる役割」としても機能しているわけです。
で、2曲目の「PHANTOM」。これはですね。実にカッコいいんですけど、「Audrey」との完全な対比状態です。
デジタル的なアレンジをあちこち散りばめているのに決して派手にならないメロディラインで、
なんかそのままオペラ座の怪人ゆっくり近寄ってきてないかなみたいな
ちょっと不穏感のある、また一風変わった楽曲なんですね。
もうこの2曲の時点でだいぶ散らかってるんですけど、
そこに問題の1曲目「CAT WALK」です。
こいつのせいで本作が難しくなってるまであると思っています。
どうやら検索する限りですと、この作品はNEW SODMYさんの代表作と認識されている、という記事もあるくらいなんですが
僕目線ではこの作品は「どこにも属してなくて草」みたいな感想なんですね。
まずどう聴いても耽美な感じはしないわけです。で、どう聴いてもシンプルなロックにも聴こえないわけです。
クセが強いんですよ。いや、これはこれで確かにライブでやられたら「うお!」ってなると思うけど
シングル1曲目に持ってくるかコレっていう感想がまず来るんですよね。
でもこの「CAT WALK」って楽曲がこの3曲で最も「もっかい聴いてみようかな」ってなる楽曲でもあるんです。
クセが強いのと同時に「クセになる」も兼ねたような感じ。
というか「Audrey」を聴き終わったあと、「あれ?さっきの何か間違いだった?」みたいな
そんな感覚に陥る楽曲なんですよ。いや、これ何なん?凄すぎん?
そんでこのシングルのタイトル「STYLE」ですからね。
わからんわからん。スタイルわからんて。
この感触を受けて5か月後のアルバムを聴いた時、その収録順でまた別の感動を生むことになるわけなのですが
それはまた別の話。
僕も相変わらずつつがなくやってる。
新しい学校のリーダーズさんがもうすぐ10周年なんですが
もう言うほど新しくないと思うんですが、その反面
「少年隊」がいるんだから、という理屈でOKと思うことにしました。S2です。
こちらの1枚です。どん。
1. trance
ニュースで知ったときはとんでもない喪失感でしたし、今でも受け入れられてない自分がいる感じがします。
先行シングルは「硝子の肖像」で、これがメジャーファーストシングルでした。
このアルバムにはミックス違いで収録されていますが、シングルバージョンとの差はかなり微々たるものです。
カップリングだった「舌」は未収録となりました。
1曲目の「trance」は実質SEのようなもので、2曲目からが唄モノという構成です。
ヴィジュアル系アルバムではよくある構成、というところですね。雰囲気から始まる構成は個人的には好きなので、
なんかもう再生ボタン押した瞬間から世界がコンニチワです。
で、なんというか元々演奏とか上手いなっていう印象だったんですけど、メジャー音源になってから
すごく楽曲のまとまり方が綺麗になったなっていう感想です。演奏の綺麗さが際立つというか。
もう2曲目の「Four leaf clover」のKouichiさんのアルペジオで序盤で早くもダウン!みたいな。
この調子で行くとあと10回ダウンすることになるので
セコンド何やってんの!と誰か注意してほしいんですがそれはそれとして、
ここから先はもうakiさんの美しいハイトーンボイスとKouichiさん・Junjiさん・Tomoiさんの素晴らしい演奏と
影も光も存在する歌詞と美麗なメロディラインが延々と続き、
ファーストアルバムにして「これがLaputaですがなにか?」という感じです。
この時点で「Laputaとはどういうバンドか」っていうのが確立されているってところですね。
数年後にはデジタルと融合していくんですが、きっちりとバンドサウンドとしてのLaputaさんが出来上がっているからこそ、
その後の展開も面白く聴けたんだよなあ、と今でも思います。
あまりメジャーデビューするってことに心配はなかったんですよね。
ただ正直なところ、この後出るセカンドシングル「eve 〜Last night for you〜」が
悪ノリな感じで目立ったっていう印象があったんですよ。
「ザ・ヴィジュアル系」すぎる、っていうか。
当時ヴィジュアル系って妙に勘違いされがちなところもあって(今もそうかもしれないですが)、
「eve」を聴いた周囲の人に「一旦こっちも聴いてもらっていいっすか」っていう
中和処理みたいな使い方で本作の布教活動をしました。
僕が言ってどうするって話なんですけど、このアルバム自信作なんですよ。
特に個人的オススメなのが「迷子の迷子」のakiさんの高低使い分けたボーカルの魅力と、
「止まない耳鳴り」で聴かせてくれるバックミュージック。
そしてアルバム表題曲の「かげろう」が醸し出す儚さが素晴らしく、その後来るのがシングル「硝子の肖像」。
この「止まない耳鳴り」→「かげろう」→「硝子の肖像」という展開が、なんというか
鎌田→三笘→南野でゴールみたいな感じなんですよね。
で、その後も美メロが続いたうえでラストに「Venus」のトドメです。
こう見るとアルバム全体で見ても緩急綺麗についた絶妙なバランスで作られてる感じがするんですよね。
ただ、この情報でインディーズ時代の楽曲に手を伸ばすと攻めた楽曲で痛い目を見るので
そこがまたLaputaさんの魅力になるわけです。本当にすごいバンドでした。
何故・・・STYLEなんだ・・・?
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