「Cloud Collector #111 ZIGZO『MONSTER MUSIC』」を表示中↓
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ガチでどの政党にも等しく魅力を感じないんですけど、
今後の選挙とかどうしたらいいっすかね。S2です。
フォーイグザンプル作成した資料に対して「質疑応答でこれ聞かれそうだな」って部分に対しては
そこの回答ができそうな別資料を抜粋して用意していたり、
客先説明で顔色を窺ってから提案できるように数案用意しておいたり、
似たようなバンドがいたら片方だけ追っとけばいいやって思ったりなどです。
最後のはややズレてるうえに結局もう片方も追いかけてる人生になるのですがそれはそれとして、
特にアルバムのCDを購入した後にその曲目リストを確認した際、
全体のバランスから見てシングル曲の配置場所に
S2さんは「保険」の様なものを感じるのですよ。
だいたい4曲に1回シングル曲があれば、ちょっとバランス良い感じだと思いません?
その他、序盤に1曲、中盤に1曲くらいシングルが入ってれば、なんとなくこう、配分としてスッキリする、みたいな。
このアルバムなんかでいうと、「Young Forever」と「Doctor」の位置が凄くバランスいいなって思うんです。
このアルバムなんかはもう完璧な配分です。
逆に、シングル曲を後半に固めているアルバム、なんてのもあるんです。
例えば、まだ本企画ではランダムチョイスされてませんが、オセロケッツさんの「Eject」っていうアルバムは
先行シングルを全て本編のボーナストラック的扱いにして最後に纏めて収録しているのですが、
これに関しても僕様的にはわりと「お楽しみが後にとってある」みたいな印象があって、これはこれでバランス良いんですよ。
1. Wonderful Day
その時点でキャッチフレーズ通りのモンスターバンドであるZIGZOさんのメジャーファーストアルバムです。
こんなもん当時の僕様としては追わない理由が見つからないっていう感じで、
一体この4人でどんな音を出すんだろう!?と思っていざ聴いてみて
わかりやすく想像通りで、とんでもなくカッコよくて、とんでもなく安心したっていう想い出です。
いや、もうね。これはもう一つのロックバンドとしての完成って感じです。
なんかねえ、当時の風潮としてね、ZIGZOさんのことを「じゃないほう扱い」するような
個人ホームページが多くてですね。もうなんつーかですね、
そいつら全員並べてハリケーンミキサーくらわせたろかって思ったりとかしてたんですよ。
ふざけんなと。100回聴いてから言えと。
とにかく全編ガツンとロックサウンドで構築された本作は、中盤の「sleep」から「裸ピストル」まで一気にたたみかけ、
「white, daydream」で一気にクールダウンで聴かせモードにして「アジアンロック」で締める、という
このままライブで展開しても問題なく盛り上がれる展開で構築されている、
まさにファーストアルバムとしての完全体みたいな作品だと思うわけです。
先行シングル聴いて「まあもう間違いないな」と思っていたんですけど、
アルバムになるとやっぱり最初は不安だったりしてたんですよね。思ってたのと違ったらどうしよう、みたいな。
本作に関してはシングル聴いて感じた感想をそのままアルバムに持ち越しても問題なかったという意味で
最初から円熟した作品だったっていうのが当時も今も同じ感想でした。まあ、メンバーがメンバーですから。そりゃそうなんですよ。
先程も記載した通り「最初は不安だった」ってのが聴く前の感想だったんです。
その理由は上述の通りでもあるんですけど、もう一つの理由がシングル曲の収録位置なんですよ。
上述した通り、シングル曲はある程度作品内で散らばってた方がまとまるっていう印象なんですが、
このアルバムに関していうとシングル曲は「血と汗と涙と裏側のハッピー」と「ひまわり」の2曲で、
ほぼ最初に収録しきってるんですよね。
つまり、11曲収録されてて中盤以降全部新曲っていうのが、
僕の中では「心配」に気持ちが変換されてしまうところなわけなんです。
これが「血と汗と涙と裏側のハッピー」あたりが中盤が終盤にあったら、まず曲目リスト見て安心できたんですよ。
たぶん「ひまわり」の位置はここしかないと思うのでコレは仕方がない。
けどデビューシングルの「血と汗と涙と裏側のハッピー」については、終盤に収録されていれば、
なんとなくもっと「まとまり」が出たんじゃないのかね、って思っちゃうわけなんです。
これをすべてシングル曲序盤で使い切る、っていうのが、なんつーか、
長距離走でいきなりスパートかけてるように見えたわけなんです。
大丈夫コレ?息切れしないの?みたいな。そういう感想を、当時、聴く前の、曲目リストだけ見た僕は抱いていたわけなんです。
こういう場合、もう一つ考えられるのが中盤以降の楽曲がどれもシングルカット可能という
そういう楽曲陣だった場合は、シングルの入れ所なんか考える必要がなくなるわけですね。
本作は僕の個人的な意見では「sleep」から「white, daydream」までは全てシングルカット可能という
そういう感想に変更となったわけです。僕様ずっとZIGZOさんでは「sleep」推しだったので、なおさらそう思うのですが
「sleep」以前の「stranger's meloncolia」も「よろこびのうた」も実に良いんすよ。
そして全体通して聞いた際に、特別息切れなんか感じなかったというのはつまり
バンドとしての魅力の詰め方が上手いってことなんだと思うんです。
こうなるともう、個々の楽曲がどうこうというよりもう、アルバム1枚の全体像の完成度の高さが上回るんで
結果的に「どこにシングルが入っていようが心配はいらない」っていうので落ち着いた僕様なのです。
いや、今でも「シングルの収録位置」って僕の中では結構重要視しているところだったりはしているのですが、
思っていた収録位置じゃなかったときの楽しみ方、みたいなのを特にこのアルバムで知ったような気がするんですよね。
そういう側面も踏まえて、わりと僕の中ではこの作品は「大切な1枚」なのかもしれません。
実にいいアルバムです。改めて聴いてみていただきたいなと。
凍えてしまうシングルを収録した熱いアルバム。
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